NATAMI
藤紫
昨日も書いたけど、このNATAMIというシリーズは、最近の日本のインク沼の人たちにとってドンピシャの色が多いんじゃないだろうか。とにかく微妙な淡さが見事に出ている。この藤紫にしても、うっすらとブルーを感じさせる紫で、その濃淡の具合がなんともたまんないのです。
スキャナーだとちょっとわかりにくいんだけど、色を水筆で伸ばすと、うっすらと青い色が分離して入っているのがわかる。もちろん、それは文字にすると出てくる可能性は低いんだけど、濃淡が出るような万年筆だと、そのあたりのニュアンスが少しだけ感じられるかもしれない。非常に良い色で、中国だけでしか手に入らないというのがなんとも残念。