STATIONERY STATION
点灯-ひはともる-
- 【Impression】
- 【グラフィーロ】
- 【MDペーパー】
- 【NOBLE NOTE】
- 【コスモエアライト】
- 【A.Silky 865 Premium(紳士なノート)】
- 【バンクペーパー高砂プレミアム】
- 【トモエリバー】
- 【フールス紙】
- 【ニーモシネ】
- 【ロルバーン】
【Impression】
2022年2月26日に日本橋三越本店5階にオープンしたSTATIONERY STATIONのオリジナルインク。
ぼくは、オープン翌日の27日に伺ったのですが、まさかオリジナルインクが出ているとは知らず、不意打ちを喰らった感じで、さらになんと、合計6色も出しやがって(笑)、本当に心臓に悪い。こういうのやめてほしいんですけど!(一応褒めてる)
さて、その6色というのがなかなかユニークで、同じメーカーから6色というわけではなく、3社2色ずつという構成。内容はというと
<セーラー万年筆>
点灯-ひはともる-
昇陽-ひはのぼる-
<TAG STATIONERY>
見得 みえ mie
杮 こけら kokera
<TONO & LIMS>
妟 やすらか
昊 そら
の6色です。
どいういう経緯で、このような形になったのかはまだ公にされていないようですが、ともかくSTATIONERY STATIONが、様々なメーカーとコネクションを持っているということがオープン時から明確になったという意味でも、この6色のインクをオープンと同時に出したというのはすごいことだと思います。
そして、面白いのはそのネーミング。
今日ご紹介する「点灯」も、「ひはともる」と読ませて、さらにその対になるインクともいえる「昇陽」を「ひはのぼる」と読ませるというのもなかなか憎いですね。
では、実際に色を見ていきましょう。
今回から、何種類かの紙で見本を作り、アップしていくことにします。
【グラフィーロ】
画像で見ると、かなり朱色っぽくなっていますが、実際には濃いめの朱色です。色の塗りつぶしはmartさんのマスカラペンというのを使ったのですが、インク溜まりの部分がかなりえぐい感じです。
万年筆というのはそういう濃淡を楽しむものなので、こういう濃いめの赤色インクを中字以上で書くと、こういう濃淡がくっきりと出て楽しいです。
【MDペーパー】
MDペーパーは上記の2つの紙と比べると少しクリームがかっているのが特徴です。そして、そのせいなのか、文字もちょっと明るめな印象。それぞれ、自分の好みで使い分けると面白いと思います。
【NOBLE NOTE】
LIFEから出ているインクによるにじみやヌケが少ない少しクリームがかった紙です。塗りつぶすと濃淡がくっきりと出るし、文字を書いても、その濃淡が感じられます。うっすらと横の線が入っているのもこの紙の特徴。
【コスモエアライト】
発色性の高い紙で、紙の色そのものも真っ白なので、色が映えます。他の紙と比べても、じゃっかん明るめな印象です。
【A.Silky 865 Premium(紳士なノート)】
なめらかさを追求したという紳士なノートで使われている紙です。確かに文字の輪郭などは他の紙に比べるとくっきりと出ている印象です。そして、乾きが速いのも特徴的でした。色は他の紙に比べると少し落ち着いた印象。
【バンクペーパー高砂プレミアム】
既存のバンクペーパを改良して書き味を追求したという紙です。発色性も良く、乾きも速い紙。
【トモエリバー】
「ほぼ日手帳」でも使われているすべすべな手触りが印象的な紙です。薄手の紙で、触るとすべすべしていて気持ちよいです。画像ではわかりにくいかもしれませんが、他の紙と比べると赤みが強い印象です。くっきりとした赤を楽しめます。
【フールス紙】
フールス紙だとグラフィーロと比較するとほんの少しオレンジ寄りです。文字に書いた時にその傾向が強く見られるようです。紙によって、こんなにも色の印象が変わるんだ!とちょっとびっくりしてしまいます。なかなかスキャン画像だとその違いが伝わらないのが残念。
【ニーモシネ】
比較的一般的な紙を使っているので、色見本の参考に良いのではないかというアドバイスを受けて導入してみました。明るすぎず、暗すぎず、良い雰囲気の赤色です。
【ロルバーン】
みんな大好きロルバーンの紙は方眼なのですが、使用頻度が高いし、人気の商品でもあるし、とにかくたくさん持っているので、消費するために(笑)こちらでも色見本を作ることにしました。こちらもかなりくっきりとした濃い赤色が特徴的です。