PLATINUM CLASSIC INK CASSIS BLACK
プラチナ万年筆 古典インク カシスブラック
実は、ぼくは顔料インクだとかこの古典インクだとかは正直とても苦手。だって、限定万年筆だとか、高級万年筆に吸わせようとすると、ペン先がだめになってしまうんじゃないか?とか、手入れが大変なんじゃないか?とか気を遣ってしまうから。
でもね、例えば、その万年筆を一年も二年も放置するわけじゃないし、ちゃんと毎日(といかないまでもせめて一週間に一回ぐらいは)使うようにして、一ヶ月経ったら、きちんと洗浄するというような最低限のお手入れルールを守れば、もっと積極的に使っても良いのではないか、そんな気が最近しております。
さて、このプラチナから出た古典インクシリーズもそんな気を遣わなくていけないインクの一つです。でも、この独特の風味というのは、やはり没食子ならではなんですよね。書いたばかりはピンクっぽい色なのに、どんどん色が変わっていくのは面白い。
そして、このインクが定着した後の色というのもなかなか味わい深いものがあるのです。
このインクは特に冬の寒い時期(クリスマスシーズンとか?)に使うと、気分がちょっと高揚するのではないか、そんな気がいたします。