LAMY
Turquoise
Twitterでもさんざん書いていますが、ぼくはターコイズ色に弱い。
インクだけではなく、万年筆もターコイズカラーを集めるほど。
でも、ターコイズというのは、実に難しい色でもあります。
というのも、ターコイズの定義があいまいなところがあるから。
そして、それによって、メーカーによって同じターコイズと銘打っていても、実際にその色を見てみるとだいぶ違ってくる。
でも、そこがまたターコイズの面白いところでもある。
ぼくにとってのターコイズは、「青と緑の中間点」という認識。
だから、青寄りのターコイズと緑寄りのターコイズというのはまったく違った色味に見えるのだ。
そこで問題となるのは、「ターコイズ」という名前はついていないけれども、「これってターコイズなんじゃないの?」と思えるような色が多いということ。
特に日本のメーカーのインクは色そのものの名前をあまりつけないので、判断が難しいところがある。
人によっては「これは青だろう?」とか「これは明らかに緑でしょ?」って思うかもしれない。
でも、そういう色でもぼくは「ターコイズ」と呼びたい場合もある。
そこで、このアーカイブズでは、「ターコイズ」と名前の付いたインクをいくつかピックアップして、ターコイズの色のふり幅を見てみたいと思っている。
そして、さらに、カテゴリーにわける際も、一つの色カテゴリーではなく、いくつかの色カテゴリーにまたがるようにしようと思っている(詳細は3/25の記事を参照してください)
さて、本題ですが、このラミーのターコイズは、いかにも青寄りターコイズの代表という感じがします。ラミーは限定色じゃない限り入手しやすいので、この色を青ターコイズの基準としても良いかなと思います。
夏の空の色、あるいは夏の海のきらめき。そん景色を思い起こさせる素晴らしい色ですよね。なお、2017年の3月に発売された、ラミーのアルスター限定色のパシフィックはまさにこのターコイズ色。
ここ数年、軸に合わせた限定色が出ていたので楽しみにしていたのですが、今年は定番のターコイズと同じ色ということで限定色が出なかったのが少し残念(少し変えてでも良いから出して欲しかったのですが…)。