HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0680 KAZE&蘇州博物館 耀変天目。

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KAZE&蘇州博物館

耀変天目。

 

「耀変天目。」をネットで検索すると、なぜか「曜変天目」に修正されて結果が出てしまうのですが、「 なお、「曜変」は「耀変」と書かれることもある。」ということで、両者は同じもののようです。

曜変天目茶碗の画像を見てみると、漆黒の中に濃い青の色が見えて、なるほど、これがこのインクのベースになっているのだなということがわかります。

文字にすると、かなり濃いめのブルーですが、色をつぶしてみてみると明るめのこってりとしたターコイズブルーです。

字幅によっては紫色がかって見えるところもこのインクの面白いところなのではないでしょうか。

 

#0679 KAZE ×蘇州博物館 美人醉。

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KAZE&蘇州博物館

美人醉。

 

てっきり、ぼくは「美人酔」だと勘違いをしてしまったインク。美人が酔うとこういう色になるのだろうか?とかいろいろと考えてしまったのですが、実際は「美人醉」。ただ、「醉」と「酔」は同じ意味ではあるので、意味としては間違いではないとは思うのですが。

美人醉。は今までご紹介してきたKAZE&蘇州博物館のインクと同様、どうやら中国の伝統的な陶器の色のようです。濃い茶紫色というか。この色はなんと呼べば良いのでしょうか。カテゴライズに非常に困る微妙な色合いで、最近はこういう色が人気のような気もします。モクレンのような色合いでもありますね。

 

 

 

#0678 KAZE×蘇州博物館 蘇麻离青。

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KAZE×蘇州博物館 

蘇麻离青。

 

中国インクの一番困ることは、簡体字の名前がまったく読めないこと。そういう時、どうすれば良いのかというと、スマホの手書き入力で漢字を入力すること。そうすると、なんとスマホが自動的に繁体字に変換してくれるのです。だから、このインクの名前もこの簡体字が「蘇」だということがわかり、リストに追加することができたのです。

さて、こちらの「蘇麻离青。」ですが、前回と同じようにgoogleで検索をしてみたら、この濃いめのブルーの焼き物が多数出てきました。これもまたどうも焼き物の色を再現したようです。

非常に濃くて、面白い。細字だと黒なんだけど、中字以上だと濃紺。濃淡はあまり楽しめないけれども、単なる黒じゃつまらないと思っている人には萌えなインクかも。

 

 

#0677 KAZE×蘇州博物館 秘色瓷。

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KAZE×蘇州博物館 

秘色瓷。

 

インクマニアの方だったら、「秘色瓷。」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは「京の音」の「秘色」なのではないかと思います。

 

happyinkdays.hatenablog.com

 

だから、この名前だけを聞くと、ブルー系の色なのかしら?とちょっと期待しちゃうのですが、こちらは薄いグリーンがかった茶色です。でも、京の音の秘色と同じように淡い色であることには変わりないので、こういう色味のことを「秘色」というのだろうか?と思ったりもして。

そして、気になったので「秘色瓷。」で検索をかけてみたら、まさにこのインクの色とまったく同じ色の焼き物の画像がたくさん出てきました。きっとこれも中国の伝統的な焼き物の色なのかもしれません。

単なる緑でもなく、茶色でもなく、本当に微妙な淡い色なので、こういう色好きな人多いんじゃないかなぁ。でも、実用的ではないので使い勝手はあまり良くない印象。

 

 

 

#0676 KAZE×蘇州博物館 胭脂水釉。

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KAZE×蘇州博物館 

胭脂水釉。

 

中国のインク。一体KAZEというメーカーがどういうメーカーなのか不明なのですが、蘇州博物館とのコラボ以外にも様々なテーマのインクを作っている会社みたいです。その会社が一体どんな経緯でいつごろからどういう風にインクを作るようになったのかはまったくの不明(調べれば出てくるのかもしれませんが、中国語がまったくできないので…)。

さて、この「胭脂水釉。」を検索にかけてみると、まっさきに出てくるのは、数々の美しいピンク色の陶器。なるほど、その陶器の色がこのインクなんだ!とわかります。陶器だともう少し柔らかい感じのピンクなのですが、このインクはかなり濃い、パキッとした感じのピンク色です。

この色は本当にかわいくて、目が覚める感じがします。普段使いにするには強烈すぎるけれども、元気を出したい時なんかにこのインクで書くと良いかもしれませんね。

 

 

 

#0675 KAZE×蘇州博物館 鈞瓷。

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KAZE × 蘇州博物館

鈞瓷。

 

今週は最近、インクブームが熱い中国のインクをご紹介したいと思います。

こちらのインクは、どうやら、蘇州博物館がコラボしているインクのようです。おそらく、「鈞瓷。」というのは、博物館に展示されている展示品なのだと思います。

調べてみたら、「鈞瓷」というのは、中国の伝統的な焼き物のようです。ネットで調べると、色々な色の焼き物の写真が出てくるのですが、紫色が多いような印象。しかし、おそらく蘇州博物館に保存されているのは、この薄いブルーなのではないかと思います。

ちょっと判読性に欠ける色ではありますが、非常に繊細で美しいブルーで、すぐに割れてしまいそうな陶器なのではないかと勝手に想像してしまうのですが。一度実物を見てみたいものです。

 

 

#0674 三光堂 名古屋シリーズ 東谷山フルーツ

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三光堂 名古屋シリーズ

東谷山フルーツ

 

三光堂のオリジナルインクは地名の後に色の名前が付くものが多い(「名駅ブルーグレー」「鶴舞ブルー」など)のですが、地名の後に色の名前ではなく、その土地の名産物の名前が付くものもある。例えば「徳川園牡丹」「山崎川桜」そして今回のこの「東谷山フルーツ」だ。

フルーツといっても、いろいろなフルーツがあると思うが、この色はオレンジ色。調べてみたら、東谷山にはフルーツパークがあり、調べてみたら、梨、梅、柿、蜜柑、枇杷、桃といった、15種類の果樹園があって、189品種、963本の果樹が植えられていて、収穫した果物も売っているらしい。

果物好きのぼくにはたまらない場所みたいなので、これはぜひその果物がなるシーズンに行ってみたい。フルーツといっても色々な色があるけど、おそらくこのオンレジは、蜜柑や柿、枇杷などをイメージしているのだろう。

色も非常にジューシーなので、夏ののどが渇く時期に使うと清涼感もあって良いかもしれない。