HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0106 DELTA Sepia

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DELTA Sepia

デルタ セピア

 

日本の代理店から休業するというお知らせが入り、すごく寂しい気持ちになっているデルタのボトルインク。

このセピアは初めてビンテージコレクションを購入した時(濃い方のグリーン)にカートリッジで購入したもの。その後、この色があまりにも好きなので、ボトルでも買い直してしまったのです。

セピアと名のついたインクはたくさんありますし、色味も明るいのから暗いのまで様々だけど、このデルタのセピアはほんのり濃いめの色です。落ち着きがあって、ノスタルジックな(名前の通り)雰囲気も漂う素晴らしいインクではないかと思います。

とても静かな色なんだけど、少し赤みがかっているせいか、芯の強い静かさっていうイメージかな。そして、気のぬくもりのような温かさを感じる。

これからも大事に使い続けたい色です。

 

 

#0105 DIAMINE SHIMMERING Inferno Orage

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 DIAMINE SHIMMERING Inferno Orage

ダイアミン シマーリング インフェルノオレンジ

 

インクの色なんて、季節関係なく、好きな時に好きな色を使えば良いという人もいるかもしれないけれども、ぼくのようにインクをたくさん持っていると、知らず知らずのうちに季節によってばらつきが出てくることが多い。

例えば、冬は少し渋めのトーンの黒とかグレーとかモスグリーンような色が主流になるし、お正月はおめでたい感じだから赤系を取り入れることも多くなれば、秋の時期は紅葉を彷彿とさせる橙、黄色系、春はピンクなどの明るい色、夏はやっぱりターコイズ、といった具合だ。

さて、このインフェルノオレンジはどうだろう。と思った時に、やっぱりこれは夏の色!っていう感じがした。オレンジ系だから、紅葉の時期?って思いがちだけど、キラキラのラメが入っているので、やはりこれは夏っぽい。

キラキラと空から光が降り注いでいるイメージでもあるし、もぎたてのオレンジの果実っていう感じでもあるし。

ラメをもっときちんと撮るとこんな感じです。

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意外と、細字でもけっこうしっかりとラメ感が出るので、万年筆は選ぶけれども(ラメがどうしてもペン芯に詰まってしまって出にくくなることがあるので、使用の際は水を持ち歩いてペン先を水で溶かすなどの工夫が必要。また、使用後はきちんと洗浄すること!)、でも夏にはこういうラメ色をがしがし使いたいなぁと思うのであります。

 

 

 

#0104 Kaweco Red

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Kaweco Red

カヴェコ レッド

 

あぁ、なんてかわいらしいの!カヴェコのボトルを見るたびに、そんなことを思ってしまう。そして、しばし手のひらに包みながらボトルの丸みを楽しんでしまう。

色そのものも、オーソドックスな赤と思いきや、実は、こういう直球の赤というのは少し珍しいのではないかと思う。

朱でもないし、かといってオレンジ寄りというわけでもない。非常にバランスのとれた色なんじゃないだろうか。ルージュを思わせるし、ちょっとエロティックでもある。でも、そのエロティックというのは、品のあるエロティックさ。

直球勝負なんだけど、誇り高い感じのするラブレターとかを書く時にこんなインクを選んでみたらどうでしょうか。

#0103 ROHRER & KLINGNER Alt-Boudeaux

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ROHRER & KLINGNER Alt-Boudeaux

ローラー&クライナー オールドボルドー

 

ローラー&クライナーって、一見オーソドックスな色が多い気がする。

でも、だんだんとそれが気になってきて、いつの間にか全色コンプリートという感じになったのです。

さて、こちらのオールドボルドーと名付けられたインクは、本当にワインのような深い赤色です。きゃぴきゃぴしていない。なんか、ちょっと落ち着いていて、それでも個性をしっかり出しているようなところもある。

紫なのか、それとも赤なのか、カテゴライズにとても困ってしまうのです。

個人的には、赤っていうよりも、紫の方が近いかなという気がします。

いずれにせよ、こちらのインクはちょっと背伸びをしたい時に使うと気分的にも上がるのではないかと思います。ぜひ、お試しあれ!

#0102 うさぎやオリジナル 瀬戸内マリンブルー

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うさぎやオリジナル

瀬戸内マリンブルー

 

瀬戸内の海の風景を色にしたこのインクはとにかく鮮やかなターコイズブルー

昔、当時付き合っていた彼氏と淡路島を旅したことがあるのですが、その時の海の色だなぁ。真っ青っていう言葉がぴったりとフィットする。

改めてこのインクを万年筆に入れて、瀬戸内の海を眺めながらノートに向かいたいっていう気持ちになる。

そして、下手なりにも、ちょこっとイラストをノートの片隅に書くのも面白いかもしれない。そんなことをあれこれと妄想させる色。

いずれにせよ、ぼくはこういう青が好きなんだなぁと、いつものことながら思ってしまうのであります。

 

#0101 Private Reserve Avocado

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Private Reserve Avocado

プライベートリザーヴ アヴォカド

 

代理店が取り扱いをやめてしまったため、日本での入手がかなり困難になりつつあるプライベートリザーヴインク。

特にこのアヴォカドは人気の色で、カキモリのinkstandでもミクサブル用にも使われていました。

ぼくは単色ではそんなに興味のある色ではなかったのですが、Twitterのフォロワーさんがこの色が大好き!という話を聞き、妙に気になり始めたのです。でも、その時は単体でこの色を持っていなかったので、いつかみつけたら買うつもりでいました。

そうしたら、二か月ほど前に神戸に遊びに行ったときにナガサワさんに在庫があり、捕獲をしたのです。そのボトルは上のボトル入りの写真を撮ってから欲しがっていたフォロワーさんにあげてしまったのですが、(ぼくはとりあえずインク見本があれば良いという感じだったので)なんと、博多の文具店にこちらが奇跡的に一つだけ残っていて、他のインクとともに捕獲をしたのです。

なぜぼくがわざわざ捕獲したかというと、この緑が、なかなか他にはない色だと思ったから。モスグリーンでもないし、かといって明るい緑というわけでもないし。絶妙な感じの渋みを残した緑という感じでしょうか。

そこに惹かれて、せっかく一つだけ残っているのだったら、お迎えしようということになり、お迎えしたのでした。

これは季節を問わず使える緑だと思うので、明るい色ばかりで少し疲れた時なんかに使ってみるのも良いかなと思っています。

#0100 PILOT 色彩雫 孔雀

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PILOT iro-shizuku ku-jaku

パイロット 色彩雫 孔雀

 

たまに海外のアマゾンなどをのぞいてインクの確認をするのですが、その時に必ずヒットするのがこの孔雀です。特に色彩雫の中でも海外での人気は非常に高いものと思われます。この微妙な何とも言えない色味というのは、海外のメーカーでは出せないのかもしれません。

そして、この孔雀のカテゴリーを見てみると「Turquoise」にも分類されているようです。確かにこのブルーは少し緑がかかっているので、ターコイズと呼んでも良いかもしれませんね。

ただ、もちろん、例えばラミーやペリカンターコイズのような鮮やかなブルー系ではなく、同じブルー系でも深い感じのブルーになります。それでもやっぱりこれは、「少し緑が入っている」という理由でターコイズと言っても良いのではないかいなぁ、と思うのであります。

いずれにせよ、落ち着いた色ではあるけれども、見方によっては、青とも緑とも言えるという面白いインクであることは間違いありません。人気なのもうなずけますね。