J.HERBIN 1670 anniversary INK Caroube de Chypre
エルバン アニバーサリーインク キプロスのキャロブ
今でこそ、ダイアミンだとか、海外ではドクターヤンセンだとかでラメ入りインクを出しているけれども、もともとはエルバンのアニバーサリーインクで出したのが最初だと思う。
こちらのインクはそのアニバーサリーインクの第5弾として発売されたもの。
キャロブというのは、イナゴマメのこと。
そこで、インクマニアの人だったらピンとくるはず。なぜなら、エルバンのトラディショナルインクの中にイナゴマメレッドというのがあるから。
そちらはイナゴマメの花をイメージしているのか、赤系統の色。しかし、こちらは実の方をモチーフにしているらしくて、茶色がベース。
そこにラメが乗っている感じ。
でも、ラメ入りインクというのは、扱いが難しい。
なぜなら、粒子が液体よりも大きいから、どうしても、万年筆のペン芯に詰まる恐れがある。吸入式だと分解するのも難しいから対象外となる。洗浄がしやすいラミーとかTWSBIなどが良いのではないかと思っている。
いずれにせよ、ラメが入っただけで印象が違ってくるので、いろいろな角度から楽しむことができるインクだ。