HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0870 カキモリ 顔料インク Piano

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カキモリ 顔料インク

Piano

黒は万年筆インクの基本中の基本。インクのことをあまりよく知らない人は、万年筆のインクなんて青か黒でしょ?っていうくらい黒は定番。

なので、インクの種類が少ないブランドでも黒だけは必ず出しているという印象。

ところが、黒そのもののバリエーションというのはとても少ないので、黒の種類というのは限られてしまう。せいぜい、濃いか薄いか、青よりか緑よりか、というような感じ。しかも、真っ黒にしてしまうと、その色味すらも微妙になってくる。

黒とグレーを同一に扱えば、バリエーションは増えるんだけど、黒だけだとどうしても限界があるというか。

さて、こちらのPianoは正真正銘の黒。見事なまでの黒だと思う。これって、顔料だからこそ実現できることなのかなぁと思ったり。真っ黒なインクが好きな人はぜひ試してほしいです。気持ちの良いブラックというのもたまには良いものですね。

 

#0869 カキモリ 顔料インク Comet

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カキモリ 顔料インク

Comet

カキモリのオリジナルインクは、どれもマット感があってぼくはそこが大きな特徴だと思っているんだけど、このブルーグレー系のCometもそんなマットな質感を感じるとても良い色。

渋いんだよねぇ。この独特のあたたかみのある感じは他のインクにはない大きな特徴だと思うし。なんというか、カーペットのような絨毯のようなそんな布の生地を思わせる色ってなかなかないと思う。

 

 

#0868 カキモリ 顔料インク Lichenes

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カキモリ 顔料インク
Lichenes

Lichinesとは、地衣類のことで、わかりやすく言うと苔。つまりこれはモスグリーンになる。ただ、染料系のインクと違って、マット感が出るので、濃厚な感じのモスグリーンのように見える。みずみずしさというよりも、もっこり感というか。そんな感じだろうか。

でも、他にはあまり見られないような、いかにも顔料インクらしい色でもあるので、そういう意味では使う価値があるインクだと思う。

 

#0867 カキモリ 顔料インク Blue Moment

 

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カキモリ 顔料インク
Blue Moment

顔料インクは染料に比べると扱いがとても難しくて、ついつい敬遠しがちだけど、ちゃんとお手入れすれば使えるし、万年筆だって選べば安心して使うことができるんだから、がんがん使いたいと思っている。

とはいうものの、顔料インクそのものがとても少ないので、その中から自分の好きな色を見つけるのがちょっと大変。そんな時は顔料インクをたくさん出しているところの方が良いだろう。

そんな意味でもカキモリは自分でミックスすることもできるので、それこそ色は無限大。そんなカキモリのオリジナル顔料インクもまた魅力的なのが多い。

このBlue Momentはとてもマットな感じの正統派濃紺という感じかな。

冒険はないけれども、オーソドックスなので使える場所は多いのではないだろうか。

 

 

#0866 カキモリ 顔料インク Slumber

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カキモリ 顔料インク

Slumber

 

顔料インクの良いところは、とにかく耐水性に優れているところ。だから、例えば手紙の宛名書きなどに使っている人も多いようです。手入れが少し面倒なので、使いにくいと敬遠されがちですが、顔料インクならではの独特の色味を楽しむこともできるので、ぼくはこの顔料インクアレルギーをなんとか克服して、使っていきたいなと思っているのですが。

さて、こちらのSlumberはオーソドックスなブルーブラック系の色なので用途は多岐にわたると思います。来年の年賀状のあて名書きはこれにしようかなと思っているところです。

#0865 カキモリ 顔料インク Voyage

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カキモリ 顔料インク

Voyage

 

自分好みの色を自分でブレンドして作ることができるカキモリ ink standのオリジナルインクです。シリーズ名ですが、自分でブレンドできるインクは「ink stand」というシリーズ名となり、お店自体のオリジナルインクは「顔料インク」というようにふたつのシリーズ名を区別しているようです。

さて、こちらのVoyageも昨日のSoda Glass同様、ぼく好みの色。こちらの方がもっと深みがあって、素敵なターコイズ色だなって思います。やはりどのブランドの色でも、こういう系統がぼくは好きなんですよねぇ。

#0864 カキモリ ink stand 顔料インク Soda Glass

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カキモリ ink stand 顔料インク

Soda Glass

自分でインクをミックスして自分好みの色を作ることができるカキモリのink standは以前は染料インクだったのですが、諸般の都合により現在は顔料インクに変更となっています。

そして、染料インクの時代からぼくはこのink standが大好きで通っていたのですが、自分で色をミックスするだけではなく、カキモリのオリジナルのインクも出ていて、それらの色がとても素晴らしいのです。

顔料インクだとどうしてもお手入れが面倒とか、ペン先をダメにしたらどうしよう?とか思ってしまって敬遠しがちですが、いずれにせよ、万年筆というのは、お手入れをこまめにする必要がある筆記具なので、染料だろうが、顔料だろうが、ある程度はそのあたりは覚悟して使わなくてはいけないのではないかと最近思うようになりました。

だったら、顔料も染料も関係なく使った方が楽しくなるよね、って覚悟を決めて(というと大げさだけど)積極的に使おう!という気持ちになっています。

さて、こちらのSoda Glassは、まさにぼく好みのターコイズブルーの色。そして、Soda Glassというネーミングがぴったりの色だと思いませんか?

涼し気で、爽やか、でも、ちょっとマット感というか温かみがあるのも顔料インク的な感じもします。夏はもう終わってしまうけど、夏以外の季節でも夏を懐かしむインクとして通年で使っていきたいなぁって思っています。