PEN HOUSE Pent彩時記
秋麗
ぼくがいつもコラムなどでお世話になっている大阪のネット系文具店PEN HOUSEのオリジナルインク。
日本の四季をイメージしたという色は、どれも非常に和っぽくて、さらに個性的なので、おすすめです。
季節柄、今回は秋をモチーフにした色をご紹介します。
この秋麗は、オレンジ色なんだけど、少しサーモンピンクをオレンジ寄りにしたという印象で、まさに「うららかな秋」という感じなのではないかと思います。
同系色の「秋景」と比較してみるとおとなしめですが、そこが大人っぽくて良いですよね。これもこれからの季節に使いたい色。
文具館コバヤシ
翡翠 Kawasemi
もう、あれこれと説明は不要でしょう。
ただ一言
大好きな色！
とだけ書いておきましょう…。
というのはあまりにも不親切かしら（笑）。
でもね、本当にこれは大好きでして。この色に合わせて万年筆も発売されたのですが、それもまた素敵なんですよ！この夏、たっぷりと使っておりました。でもね、夏だけじゃなくて、どの季節でも取り出したくなるような色なんですよねぇ。
本当にぼくはこういう色が大好きなんだなって、しみじみと思います！
ちなみに、スキャン画像よりも、もっとクリアで、ブルー寄りです。
ぜひ、東京インターナショナルペンショーにて実物を見てください。これは買わずにはいられませんよ！
文具館コバヤシ
静岡茶
文具館コバヤシのオリジナルインクを一躍有名にしたのはこのインクと言っても過言ではないかもしれません。ぼくもお店の存在よりも前に、このインクのことはTwitter上で話題になっているのを覚えています。
それだけのことはあり、このインク、実に忠実にお茶の緑を再現しています。緑って非常に微妙な色で、一歩間違えるとくすんでしまって抹茶っぽくなるんですが、これはそんなに抹茶抹茶していなくて、絶妙なバランスを保っているグリーンなのではないでしょうか。
ミドラーだけじゃなくても魅了される色だと思います。
文具館コバヤシ
静岡苺
文具館コバヤシの食べ物シリーズ（笑）。
実にかわいい色！でも、苺ってこんなにピンクだったっけ？って思ってしまうのはぼくだけでしょうか。
ぼくの勝手なイメージで、文具館コバヤシというのは、非常に硬派な感じがするんです。ぼくは豊田店にしか行ったことがないのですが、地元の人たちに愛されるお店で、様々な文具が取り揃えられていて、中にはファンシーなキャラクターものもあるのですが、万年筆などの高級文具を取り扱っているようなコーナーはもっとかちっとした、お堅いイメージがあって、そのイメージからすると、このインクはちょっとギャップがあります。
そのギャップがまたたまらないんですよね。で、この明るくてポップなピンクは使い勝手も良いので、これからがんがん使いたいと思います！
文具館コバヤシ
静岡蜜柑
これもまた若干の説明が必要なのですが、スキャン画像ではどうしても黄色っぽく見えてしまいますが、実際にはもっとオレンジ寄りです。まさに蜜柑っぽい感じで、ジューシー。
実際の色はぜひ今週末の東京インターナショナルペンショーでご確認ください！
そして、判読性も高い色なので、使い勝手も良さそうです。まさに蜜柑の季節である冬に使ったら、心からあったまるんじゃないかなっていう感じがします。
また、このオレンジにはフレッシュでビタミン的な要素もあるので、元気が出る色なんじゃないかと思うのです。何か落ち込むようなことがあっても、このインクで書けば元気になれるかな、そんな期待をしてしまいそう！
文具館コバヤシ
草薙
今週は、今週末に台東区で行われる東京インターナショナルペンショーに出展する文具店のオリジナルインクをご紹介したいと思います（全部はご紹介できないのが残念ですが）。
こちらは、静岡にある文具館コバヤシさんの、今年の夏に出た新色です。いやはや、これはまた美しいブルーではないですか。
何となく京都にあるTAGのオリジナルインク「秘色」っぽいトーンですが、こちらの方がじゃっかん淡い感じですね。でも、判読性はしっかりとあるので、長文を書いてもそんなにストレスを感じなくて、あたたかみもあるから、冬でも使うことのできるブルーなのではないかと思います。これは個人的にも大好き！これからがんがん使っていきたいなぁと思っています。
しかも、数量限定ではないので、安心して使うことができるっていうのもありがたいですよね。
梅田蔦屋
umeda恋梅
スキャン画像ではかなり薄くなっているけれども、実際にはもう少し濃いめのピンクです。ただ、判読性という意味では薄目かなぁ。
前にデルタの細字で書いてみたのですが、手帳に長文を書くと少しストレスを感じます。書いていて文字が読めないのって、本当にストレスになってしまうんですよね。自分がインクを監修する時には、そういう色は極力避けたいなと思っています。絵を描く人だったらそれでも良いかもしれませんが、文字を書く場合にはそういう色って本当に困る。ただ、例えば、ワンポイントでハートを書いてみたり、イラストで使うというのであれば、こういう色も良いのかも。
でも、色そのものはとても美しいので、そこがちょっと残念なところ。
