HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0220 プラチナ 古典インク FOREST BLACK

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PLATINUM CLASSIC INK FOREST BLACK

プラチナ 古典インク フォレストブラック

 

紙の上で空気と触れることによって色が変わるという古典インク。最近ではあまりそういったインクを出すところがなくなったのですが、今年の春に、プラチナさんから6色も一気に出て、インク沼の人たちの間では話題になりました。

インクの性質上、鉄ペンは避けた方が良いという取り扱いにちょっと注意が必要ではありますが、それでもこのシリーズはどれも味わい深い色ですし、渋めなので、これからの季節に大活躍してくれそうです。

さて、こちらのフォレストブラックは、濃い緑からモスグリーンに落ち着きます。もう少し時間が経つと、さらに深みが増すかもしれません。「BLACK」という名前がついているだけあって、黒っぽく変化していくのが面白いです。

#0219 SIGNUM Fonti del Piave / Grey

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SIGNUM Fonti del Piave / Grey

シグナム フォンティ・デル・ピアーヴェ/グレー

 

グレーという色は、なかなか手ごわいというか、面白い色だと思う。ぼくは個人的には地味な色は好んで使わないんだけど(このブログを良く読んでいる方はおわかりだとは思うけど)、グレーは時々無性に使いたくなるのです。

黒でもなく、茶色でもなく、なぜかグレーじゃなきゃだめ!っていう時がしばしばあります。

そのグレーというのも、いろいろなグレーがあって、そこがまた面白い。

たとえば、このシグナムのグレーは比較的濃いめのグレー。そして、ちょっと赤みがかっているところが大きな特徴。

でも、もっと薄いグレーもあれば、ぼんやりした感じの色もある。

青みがかっていたり、少し緑っぽかったり。

そういうグラデーションがグレーの個性でもあるのです。

このグレーはかなり濃い深いグレーで、自己主張をする感じ。

でも、黒のようなぬめぬめくっきり感は抑えられているので、そこが魅力でもあります。

 

#0218 丸善アテナインキ 京都檸檬

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丸善アテナインキ 

京都檸檬

 

ご当地インクというのは、あらかじめ発売日が告知されて発売されるものと、何の予告もなく、突然発売されることがある。それがたとえば地元のお店のインクだったらすぐに買いに行けるけれども、そうじゃない時はうかうかすると買えなかったりすることもあり、インクコレクターとしては、何とも悩ましいところ。

最近はやっと少しずつ数量限定というものが減ってきたし、比較的多めに用意してくれるのでありがたいのですが、それでも、先日発売された京都のご当地インクみたいに、思わぬ騒ぎに発展してしまうことも少なからずある。

さて、こちらの京都檸檬は、丸善京都店で発売されていたことは知っていたのだけれども、なかなか京都に行く機会がなくて、ずっと手に入れられないでいた。

しかし去年かな、日本橋丸善を通りかかった時になぜかこれがあって、お店の人に鼻息荒く話しかけながら購入しました。一体あれはなんだったんだ?っていう感じですが。

丸善アテナインクのご当地インクはまだ他の地区にもあるようなので、いつかコンプリートしたいなと思っております。

気長に、少しずつ、ね。

#0217 ROHRER & KLINGNER BLAUE REITER

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ROHRER & KLINGNER BLAUE REITER

ローラー&クライナー 青騎士

 

インクブランドの中でも、比較的高級ブランドに位置づけられるローラー&クライナーの限定インク。確か、これはR&K初の限定インクだったと思います。

この青が本当に美しい青で、高かったけど、買っておいて良かったと思っています。

ぼくがインクにはまり始めた頃で、その頃インクの相場(っていうの?)がわからなくて、例えばPILOTの色彩雫やエルバンのインクを集めていたので、それと比べてしまうと、うっかり手が出せなかったのです。しかも、当時はまだお店の方もサンプルを用意してくれていなくて、いったいどんな色なのかわからずに買わなくてはならないことが多かった。

でも限定だし、タイトルも青騎士だし、自分に合う色なのではないかと思ってお迎えしたのであります。

そうしたら、これが大正解。ぼく好みのターコイズブルー。ちょっと濃くて明るめ。

それにしても「青騎士」って名前が入っているのも面白いし、シリアルナンバーっていうのもコレクターには嬉しいものですね。

限定だという理由で買ったけど、これは正解。

だから、限定品というのは危ないのであります。

 

#0216 OMAS green

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OMAS green

オマス グリーン

 

廃業になってしまったために、入手困難な一本。

このグリーンはかなり明るめで癖のないグリーン。

すっきりとさわやかなミントっぽい雰囲気を持っている気がします。

すがすがしさとかね。

これからの時期だとちょっと寒く感じられてしまうから、春先から夏にかけて使うのがベストかなぁっていう気もします。

あくまでも、この色に対する印象はぼくが勝手に感じているものなので、もちろん、それがすべて、ではないんですけどね。

でも、やっぱりもうこの緑は手に入らないんだって思うと大事に使いたくなりますね。もちろん、この代替え緑はいろいろとあるかもしれないけれども、まったく同じグリーンっていうのを探すのはこれが結構難しかったりするので。

 

#0215 Private Reserve Vampire Red

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Private Reserve Vampire Red

プライベートリザーヴ ヴァンパイアレッド

 

1000本以上万年筆インクを持っていて良く聞かれるのが、「インクの消費期限はどのぐらいですか?」という質問。あるいは「そんなにたくさん持っていて使い切れるんですか?使わないと色が変色しちゃうんじゃないですか?」、もしくは「保管用の冷蔵庫持っていますか?」というマニアックな質問もいただく。

メーカーや販売店などでは、だいたい3年ぐらいで使い切ってくださいとアナウンスしているようだし、神経質な人は、それを律義に守っているみたいだけど、基本的にぼくはそんなことを気にしていたら、こんなにたくさん集めることができないので、「使い切ることは考えずに集めています」と答えています。

まぁ、ぼくみたいなキチガイはめったにいないと思うので、まともにぼくの意見に耳を傾ける人なんていないだろうから、別にそれは構わないのですが…。

しかし、それでもたまに、ぎょっとするような色に出会うことがあります。

それがこのVampire Redです。

最初買った時は確かに赤だったんですよ。

まさに血の色を思わせるようなどす黒い赤。

ところが、数ヶ月したら、色が緑に変化したんです。ちょっと不気味じゃない?

赤が緑になっちゃうなんて。

一体何が起こったのか、ぼくにはさっぱりわかりませんでした。

考えられるのは、万年筆に残っていたインクが何かの加減でこのボトルに入って色が変化したという推測。しかし、少量でこんなに変わってしまうのだろうか。

あるいは、インクを酸化させるような成分がペン先に含まれていて、変化したという憶測。しかし、これもまた確証を持つことができないままでおりました。

もやもやしたまま過ごしていたところ、夏に九州に行った時に博多のKA-KUさんでこのインクをみつけ、そして店頭で赤いことを確かめて改めて購入しました。

もう、これで、大丈夫!

今のところ何も変化はないようです。

もし変化するようなことがあったら、今度こそ突き止めてやる!という気持ちでおります。一応今年は無事に本来の色をご紹介することができて安心。

果たして一年後、変化しているかどうか…。気長にレポートをお待ちください。

 

#0214 CARANd`ACHE COSMIC BLACK

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CARANd`ACHE COSMIC BLACK

カランダッシュ コズミックブラック

 

ボトルの形からしてとても個性的なカランダッシュのボトルインク。

色そのものも、ネーミングも含めて面白いものが多く、高いけれども、余裕があれば手に入れておきたいインクだと個人的には思っている。

さて、こちらのコズミックブラックは、とにかくザ・黒っていう感じの直球の黒。

実はこういう素直な感じの黒というのはなかなかないんじゃないかと思う。

で、ぼくはカラフルな色が好きなので、あまりこういう黒は普段は使わないんだけど、でもそれだけに、たまに使いたくなることもあり、カラフルな色の中にこういう色が混じると、意外と目立って良かったりもするのであります。

今年の冬はこういう色も使っていこうかなぁ。