今日は、まずインクを紹介する前に、開封の儀から。
HAPPY INK DAYS archives 始まって以来の初の開封の儀となります(笑う)
さて、こちらの万年筆、包装紙を見ただけで、ひょっとして?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そう…。高島屋の包装紙です。
中から出てきたのは…。
じゃーん!セーラー万年筆。
ぼくは実は国産の万年筆メーカーで一番好きなのがセーラーさんなんです。
筆圧が強いので、セーラーさんのニブが一番しっくりするし、書きやすいなぁと思うの。やわらかすぎると、なんか不安になっちゃうのです。
そして、購入したのはこちら。
一見普通のオーソドックスなプロフェッショナルギアです。
しかし…。なぜ高島屋なのか。さらになぜわざわざこのタイミングで開封の儀をしたのか。
その答えがここにあります。
7月に九州に行った際に念願の所有インク数が1000本を越えて、そのことはブログでもご紹介したと思うのですが、それを記念して何か万年筆が欲しいなと思っていました。
そこで、日本橋高島屋の文房具売り場を訪れたのです。そう、そこにおられるのはインク沼のみなさんにはおなじみの名物店員さんのntさん。
彼が「趣味の文具箱」のインタビューでインク沼について語っていて、その記事を読んで、ぼくは「あ、なんだ、インクを集めるというのは別に罪悪感を抱くことではないんだ。ぼくだけではないんだ、そんな変態なことするのは!」という気持ちになれたのです。
その時はまだ100本ぐらいしか持っていなかったのですが(それでもすごいと思うけど)、それから何かあるごとにntさんのところに遊びに行ってインクの話をさせていただいたり、それに付随する万年筆の話をしたりさせてもらっていました。
で、1000本を越えた時に、きちんとそのことをご報告しなくちゃいけないと思い、そしてその時にたまたま店頭にこの子がいたのです!しかも、ただのプロギアじゃありません!なんとミュージックだったんです。
そこで、もうこれは迷わずお迎えするしかないなと。
しかし、どうせなら、名前というか称号のようなものを入れたい。
記念なんですから。
で、そこから小一時間ほど、ntさんと(たまたま同行していただいたTwitterのフォロワーさんも一緒に)ああでもない、こうでもないと思いつくままに称号らしきものを書き連ねていきました。
そこから生まれたのが「墨水仙人」。
「墨水」とはもちろん、インクのこと。
「仙人」というのは、修行の途中という意味も込めてこの名前が良いのではないかとなったのです。
というわけで、「墨水仙人」という称号をntさんからいただきました。
本当にありがとうございます。
4月にブログを開設してちょうど半年になるタイミングでこの称号を名乗らせていただきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。