ギフショナリーデルタ オリジナル
水都 北新地紅夜
一年間大阪に住んだことがあるとはいえ、東京生まれ東京育ちのぼくは、大阪の地名を言われても、ぴんとこないことが多い。何となく、「こういうイメージ」というのはあるんだけど、それはあくまでもぼくの勝手なイメージであって、それが正しいのかどうなのかわからない。
さらに、そういうイメージすら、最近の大阪をあまり知らないから、変わってきているかもしれない。
ただ、インクの名前から、何となくこういうところなのかなと想像するのは楽しい。堂島にある文具店のオリジナルインクシリーズ「水都」は、まさにぼくの想像力をかきたててくれる。
例えばこの北新地紅夜は、なんだかちょっと艶っぽい雰囲気。
なんていうのかな、スリットの入ったセクシーなロングドレスがこんな色だったらどんなだろう?って想像させるような、そんななまめかしさがある。
ベルベットの生地のような肌触りを色から感じるんだよね。それがこの万年筆の面白さなのではないだろうか。