書斎館 青藍
浴衣と聞いて、ぱっと連想する色は藍色なのではないだろうか。
日本人にとって藍色というのは、とてもなじみが深いと思うし、昔から染料としても藍色は定番だったことからも、容易に連想されるのだと思う。
その藍色をモチーフにしたのがこちらの色。
言ってしまえばブルーブラックなんだけど、舶来物のブルーブラックとは何となくどこか色が違うような気がするのは名前のせいなのだろうか?
少しかすれた感じとでもいおうか。
まさに夏の浴衣の生地っぽくて、そこが良い。
思わず触ってしまいたくなるとでもいうか。
涼しげでありながら、柔らかみもあって、思わず触ってしまいたくなる。
夏の暑い時期にこのインクで文字を書いたら、少しは涼めるかしら?
ターコイズ色とか水色とは一味違った涼を味わえるかもしれない。