ナガサワ Kobe INK物語
第48弾 水道筋マルシェブルー
もう、特に説明する必要はないと思いますが、とにかくこういう色が大好きでたまらない！見事なまでのターコイズグリーン。この色をそう呼ばないで何と呼ぶ！！？というくらい美しいターコイズグリーンです。
あまりにもぼくはこの色が好き過ぎて、先日神戸で行われたペンショーの好きな色でペンケースを作ろうというワークショップに参加した時、この色でペンケースを作ってしまったくらい。
それがこちらです。
色ムラが出ておりますが、そのムラのあるおかげで、何となく木のような模様が浮き出てそこがまた味わい深いです。
このイベント、本当に面白くて、夢中になってしまいました。
また機会があったら作りたい！って思うようなイベントでした。
次はペンケースとおそろいのジョッターとかも面白いのではないかと思ったのですが、ちょっと難しいかな。
ともあれ、このインクはそれほどまでにぼく好みの色なのです。
涼し気で、でも温かみもあって。ブルーとグリーンが見事に混ざり合った感じですね。使うたびにうっとりしてしまううっとりインクです。
MONTEVERDE BLUE DOCUMENTAL
モンテベルデ ブルードキュメント
※耐水テスト、後ほど撮り直しますので、しばしお待ちください！
モンテベルデから発売されたベーシックインクの中に入っているドキュメントインクです。顔料インクなので、普通の染料とは扱い方に気を遣います。
しかし、最近では万年筆の質も向上しているし、きちんと洗浄すれば特に問題はないようなので、がんがん使うようにしています。（ただし、やはり限定万年筆や、希少万年筆には吸わせない方が無難）
さて、こちらのドキュメントブルーですが、少しくすんだ感じが独特です。
オーソドックスなブルー系とは少し違うので、使う場面もちょっと限られてしまうかなぁ。こういう色が好きな人だったら良いのだけれども。
ともあれ、個性的なくすみのあるブルーですが、そこが他のブルーと違っていて、大きな特徴なのかなっていう感じがいたします。
MONTEVERDE Malibu Blue
モンテベルデ マリブブルー
モンテベルデのベーシックシリーズのうちの一本。正統派のロイヤルブルーという感じでしょうか。特に何か大きな特徴というのがなくて、他のブランドのロイヤルブルーや、他の名前のブルーと似ているような気がする。つまり、代替インクをみつけやすいということ。
ただ、容量的に少なめで、お値段も手ごろだから、この系統の色はモンテベルデのこれで用は足りる、と思う人にはちょうど良いかもしれません。
癖がないからこそ、どんなシチュエーションでも使える、という強みがあります。
MONTEVERDE Emerald Green
モンテベルデ エメラルドグリーン
エメラルドとかエメラルドグリーンと名のついた色って、大好きなんだけど、どれも少し青みがかっていて、エメラルドとターコイズグリーンはほとんど一緒なんじゃないかって思います。それと似たような感じでジェードっていうのもあるけれども、このあたりの色は兄弟姉妹的な関係にあると思って、丸っと好みの色、だと個人的に思っています。
ターコイズの中でも緑寄りで、それがたまらなく美しいのです。
このエメラルドグリーンも実にさわやかです。ちょっとくすんだ感じがまたたまらなく良いんですよね。もちろん、たとえばエーデルシュタインのジェードみたいな、くっきりすっきりな色も好きだけど、少し霞がかかったようなモンテベルデのこういうエメラルドも味があって良いですよね。いろんな場面で使うことができるような気がします。
MONTEVERDE Horizon Blue
モンテベルデ ホライゾンブルー
くっきりとした青空を思わせるさわやか系ブルー。
少し濃いめだけども、清涼感あふれているので、こってりっていう感じはせず、使いやすいインクだと思う。ただ、他にも似たような色はあるから、差別化は難しいかな。代替品はあるので、このホライズンブルーじゃなきゃだめ！っていう感じではないかも。
そのあたりは気分の問題なのかしら。ホライズンブルーを使っているということが、気分的にホライズン（地平線）を意識して書くっていうことになるのだろうか…などと思ったりもします。
ナガサワ Kobe INK物語
第39弾 神戸レンガ
港町にレンガ倉庫はつきもののようです。学生時代からぼくは横浜が大好きで、良く赤煉瓦倉庫には遊びにいっていました。当時はまだお店なんかなくて、野ざらしになっていたんですよ。落書きされてて、それはそれで趣がありました。
さて、そんな赤煉瓦倉庫はもちろん、神戸にもあります。そして、やはり、若い頃からなじみのあるぼくにとっては、神戸の赤煉瓦倉庫も、すごく親しみやすい印象なのです。さらに、今はこの神戸の赤煉瓦倉庫にナガサワさんの素敵なショップがあるので、ますます行く機会が増えています。
つい最近、こちらの煉瓦倉庫店限定のインクが出たばかりですが、今日ご紹介するインクは、まさにその神戸の煉瓦をイメージした色です。
赤でもなく、茶色でもない、その微妙な感じがまさに煉瓦っぽくて、優しく、柔らかい印象を与えます。ずっとこの色で文字を書いていたくなるような、そんな色ですよね。
MONTEVERDE Mandarin Orange
モンテベルデ マンダリンオレンジ
オレンジ系のインクは、数としては他の色と比べると少ない気がする。でも、オレンジ系の色にもいろいろとあって、茶色っぽいオレンジとか、黄色っぽいオレンジとか、あるいは少しくすんだ感じのオレンジとかもある。
そして、このモンテベルデのマンダリンオレンジはまたちょっと違った印象。
ちょっと黒みがかっているところがこのインクの面白いところと言えるでしょう。
ぐんと大人っぽい雰囲気を感じるのは、その黒っぽいところがそう見えるからなのかもしれません。
オレンジっていうと、どうしても、ビタミンオレンジっぽく、元気が出るとか、明るいとか、発散するというようなイメージがあるのだけれども、このオレンジは、そういう明るい系ではなく、もっとどっしりと落ち着いている感じがたまらないですね。
