HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0185 インク工房 ケンケンオリジナル 墨水仙人

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インク工房 ケンケンオリジナル 

水仙

 

せっかく墨水仙人という称号をいただいたのですから、それに合ったインクを作っていただきたい!そう思って、たまたま別件で京王デパートに言ったら、そこで、インク工房が行われていて(平日ということもあり)、予約なしで作っていただくことができました。

その時、ぼくがイメージしていたのは、少し濃いめのターコイズブルー

でも、これがなかなか難しい。今までにも似たような色はカキモリなどでも作っているし、自分でもこれからもミクサブルインクでも作りそう。そういう色はちょっとつまらないんじゃないかっていう気がしてきたのです。

むしろ、そういう自分の好きなターコイズ的な色よりも、そういう要素を持ちながらも、まったく別のオーソドックスないかにも墨水仙人という称号にふさわしいイメージの色を作っていただきたいなと石丸さんと話しながら思うようになり、いくつか見本を作っていただきながら、やっとこの色に落ち着きました。

思い出深いインクの完成です。

 

開封の儀~1000本突破記念(新称号披露)

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今日は、まずインクを紹介する前に、開封の儀から。

HAPPY INK DAYS archives 始まって以来の初の開封の儀となります(笑う)

さて、こちらの万年筆、包装紙を見ただけで、ひょっとして?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

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そう…。高島屋の包装紙です。

中から出てきたのは…。

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じゃーん!セーラー万年筆

ぼくは実は国産の万年筆メーカーで一番好きなのがセーラーさんなんです。

筆圧が強いので、セーラーさんのニブが一番しっくりするし、書きやすいなぁと思うの。やわらかすぎると、なんか不安になっちゃうのです。

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そして、購入したのはこちら。

一見普通のオーソドックスなプロフェッショナルギアです。

しかし…。なぜ高島屋なのか。さらになぜわざわざこのタイミングで開封の儀をしたのか。

その答えがここにあります。

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7月に九州に行った際に念願の所有インク数が1000本を越えて、そのことはブログでもご紹介したと思うのですが、それを記念して何か万年筆が欲しいなと思っていました。

そこで、日本橋高島屋の文房具売り場を訪れたのです。そう、そこにおられるのはインク沼のみなさんにはおなじみの名物店員さんのntさん。

彼が「趣味の文具箱」のインタビューでインク沼について語っていて、その記事を読んで、ぼくは「あ、なんだ、インクを集めるというのは別に罪悪感を抱くことではないんだ。ぼくだけではないんだ、そんな変態なことするのは!」という気持ちになれたのです。

その時はまだ100本ぐらいしか持っていなかったのですが(それでもすごいと思うけど)、それから何かあるごとにntさんのところに遊びに行ってインクの話をさせていただいたり、それに付随する万年筆の話をしたりさせてもらっていました。

で、1000本を越えた時に、きちんとそのことをご報告しなくちゃいけないと思い、そしてその時にたまたま店頭にこの子がいたのです!しかも、ただのプロギアじゃありません!なんとミュージックだったんです。

そこで、もうこれは迷わずお迎えするしかないなと。

しかし、どうせなら、名前というか称号のようなものを入れたい。

記念なんですから。

で、そこから小一時間ほど、ntさんと(たまたま同行していただいたTwitterのフォロワーさんも一緒に)ああでもない、こうでもないと思いつくままに称号らしきものを書き連ねていきました。

そこから生まれたのが「墨水仙人」。

「墨水」とはもちろん、インクのこと。

「仙人」というのは、修行の途中という意味も込めてこの名前が良いのではないかとなったのです。

というわけで、「墨水仙人」という称号をntさんからいただきました。

本当にありがとうございます。

4月にブログを開設してちょうど半年になるタイミングでこの称号を名乗らせていただきたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

#0184 DIAMINE SHIMMERING Blue Pearl

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DIAMINE SHIMMERING Blue Pearl

ダイアミン シマーリング ブルーパール

 

一昨年第一弾のシマーリングインクが出て、さらに昨年、それに追い打ちをかけるように大量に追加され、さすがに今年はもう出ないだろうと思ったら、なんとまた10本も出る(去年よりかは少ないけどさ!)というダイアミンのシマーリングインクのうちの一本です。

シマーリングインクは、ラメ入りのインクで楽しいことは楽しいのですが、どうしても万年筆によっては詰まってしまったり、洗浄するのが面倒だったりするので、使い勝手は決して良いものではありません。また、メーカーによっては、あまり使わないで欲しいといわれてしまうこともあります。

でもさ、ラメ好きにしてみれば、なんで使っちゃいけないのよ!?って思いません?万年筆用インクなんだから別に使っても良いじゃない!むしろラメインクも使えるような構造の万年筆作ってよ!っていう気持ちになってしまう(わがままかしら?)。

まぁ、でもこればかりは色々な考え方の人がいるので、何とも言えないんですけどね。ただ、ぼくの場合は、やっぱりがんがん使いたい方なので、分解できる万年筆(TWSBIなど)をシマーリング専用に使うようにしています。

限定万年筆などには極力入れないように気を付ければ、あとは自己責任でがんがん使いましょうよ!って思うんですけどね。

さて、こちらのBluePearlは、くっきりとしたブルーにシルバーのラメ入っています。ラメインクの面白いところは、一見しただけではそれがラメ入りなのかわからないところ。このインクで手紙をもらった人は、ふとした時にそのインクにラメが含まれていることに気づき、驚くかもしれません。そこがシマーリングインクの面白さでもあります。

第3弾が発売されるまでに、がんがんご紹介していけたらと思っていますのでお楽しみに!

#0183 DIAMINE FLOWER SET Garvera

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DIAMINE FLOWER SET Garvera

ダイアミン フラワーセット ガーベラ

 

ここのところ、ちょっと季節的にしっとりした色ばかりを紹介してきたので、今日は目も覚めるような鮮やかなオレンジ色をご紹介しましょう。

ダイアミンの特別セットであるフラワーセットの中の一本です。

派手目の色なのに、どこかちょっとマット感があるのがこのインクの面白いところ。ガーベラの花弁をイメージしているのかな。くっきりとした色なのに、そんなにこってりギトギトしていないように見えるのは、そのマット感によるものなのかもしれません。ほっと心があったまるような色でもあるので、お手紙などでこの色を使ってみると相手の方に気持ちが伝わるのではないかと思います。

最近はお店によってはばら売りをしているようなので、この色だけを単体で購入することも可能になりました。

コレクターの方は、ボックスセットがミュージックセットとともに扱っているお店もあるので、ぜひ!

#0182 DE ATRAMENTIS Charles Darwin

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DE ATRAMENTIS Charles Darwin

ドクターヤンセン チャールズ・ダーウィン

前から何度も書いているかもしれないけれども、ドクターヤンセンのインクはとても個性的なものが多くて大好き。特にブルー系統、あるいはグリーン系統に面白いものが多いような気がする。

さて、このダーウィンもそんなユニークインクのうちのひとつ。

実はね、これ、書いたばかりの時は確かにブルーブラックだったの。ところが、実際にスキャンを撮ったのは、それから数日後のことで、見てみると、非常にグリーン寄りなのですよ。これは変化の激しいインクだと思います。例えばパーカーのブルーブラックとか、ウォーターマンのミステリアスブルーのような変化を感じるインクです。

で、その落ち着いた時の色がとても良いですね。これはターコイズグリーンと言っても良いのではないかとぼくは思っています。

おとなしめのターコイズグリーンね。

あぁ、なんかほんと、見ているだけで幸せな気持ちになりません?

これは、ぜひとも緑好き、青好きの方々に持っていて欲しい一本です!

ヤンセンは全部そろえるのは大変!って思っている人でも、これだけは騙されたと思って使ってみて!きっとその面白さにはまるのではないか、そんな気がします。

 

 

#0181 Private Reserve Spearmint

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Private Reserve Spearmint

プライベートリザーヴ スペアミント

 

アヴォカドの時も思ったけど、プライベートリザーヴって、本当に面白いインクを出すよね。そうそう、ブルースウェードなんかもそう。あのあたりのユニークな色はなかなか他のブランドでは出せないような気がする。それだけに、品質にばらつきがあるという理由で、日本での取扱店が減ってしまったというのはとても残念なところ。

だから、好きな色については、みつけた時にはできるだけ手に入れておいた方が良いのではないかと思うわけです。今のところ日本においては、博多のKA-KUさんではプライベートリザーヴの取り扱いはあるようなので、どうしても欲しい色があるという人はお問い合わせしてみてください。(なお、こちらのブログでは敢えてお店の詳細は掲載いたしませんので、各自グーグル先生などで調べてくださいね)

さて、こちらのスペアミントも本当に面白い。あまり他にはみかけないんじゃないかな。色を見ただけで、あのすっきりとしたスペアミントの香りが漂ってきそう。濃いグリーンなのに、ベタっとしていないんだよねぇ。そこがこのインクの魅力なんではないかと思うわけです。

 

 

 

 

#0180 DIAMINE SAPPHIRE BLUE

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DIAMINE SAPPHIRE BLUE

ダイアミン サファイアブルー

 

9月の誕生石はサファイア

覚え方はとても簡単。ユーミンの曲に「サファイアの9月の夕方」っていう大好きな曲があるんですね。その曲名さえ覚えておけば、9月の誕生石はすぐに答えられます。

でも、確かに9月の空って、サファイアっぽいですよね。透明感のある紺色。そこに金星が輝いていたり、細い月が浮かんでいたりすると、うっとりとしてしまう。

これから大好きな秋~冬が来ると思うと、ぼくなんかはわくわくしちゃいます。

さて、インクの方はまさにそういう空の美しさを雫に落とし込んだっていう感じでとても美しいです。画面ではその透明感がなかなか伝わらないかもしれませんが、実際に字を書いてみると、他の普通のロイヤルブルーとはちょっと違うっていうのがわかるような気がします。