HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0108 GRAF VON FABER-CASTEL Deep Sea Green

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#0108 GRAF VON FABER-CASTEL Deep Sea Green

ファバーカステル ディープシーグリーン

 

これだけたくさんインクが集まってくると、自然と好みに偏りが出てくる。

もちろん、赤の中にも好きな色味があるし、茶色もオレンジも悪くない。たまにグレーっぽい色に惹かれることだってある。でも、やっぱり、それでも、しかし、青緑の魅力にはどの色もかなわない。

で、その青緑、つまりターコイズカラーというのも千差万別。実にいろいろがグラデーションがあり、そこが楽しい。

中には、人によっては、これはターコイズじゃないだろうっていう色も、ぼくにとっては青緑=ターコイズってなるのだ。

さて、このファバーカステルのディープシーグリーンもまさにそんなターコイズカラー。こちらは、濃いめのターコイズグリーンね。

こちらの色は第二弾で確か3色追加されたものの一本で、これはすごく期待していただけあり、楽しみに購入したんだけど、本当に美しい。シックなターコイズグリーンっていうところだろうか。

ところで、最近Twitterのフォロワーさんのご指摘でわかったのですが、ファバーカステルのインクって、けっこうドキュメントインク/パーマネントインクつまり顔料インクが多いことが判明。

このディープシーグリーンも顔料なのです。

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顔料っていうと、どうしても使うのを躊躇してしまうけれども、高級な限定万年筆以外だったら、きちんと洗浄すれば良いわけだし、インク沼の住人たちはきっと超音波洗浄機ぐらいは持っているだろうから、あまり気にせずにどんどん使えば良いんじゃないかなぁって思うのですが。だってもったいないじゃない?好きな色なのに、顔料だからという理由だけで使えないのって!

さぁ、どんどん気にせずに(でも自己責任で)顔料インクも使ってあげましょう!

 

#0107 DE ATRAMENTIS Jules Verne Deep Sea Blue

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DE ATRAMENTIS Jules Verne Deep Sea Blue

ドクターヤンセン ジュールヴェルヌ

 

ドイツのヤンセン博士の偉人シリーズのうちの一本。

偉人シリーズは作家、哲学者、音楽家といった著名人をモチーフにした色で、こちらはSFの父と呼ばれるジュールヴェルヌをイメージした色。

副題が珍しくついているんだけれども、それは作品の名前で、深海をイメージした色ということなのだろうか。

ともあれ、割とシンプルな明るめの紺色といったところだろうか。

直球勝負っていう時などに使えるかな。

オーソドックスなブルーブラック系のインクです。

#0106 DELTA Sepia

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DELTA Sepia

デルタ セピア

 

日本の代理店から休業するというお知らせが入り、すごく寂しい気持ちになっているデルタのボトルインク。

このセピアは初めてビンテージコレクションを購入した時(濃い方のグリーン)にカートリッジで購入したもの。その後、この色があまりにも好きなので、ボトルでも買い直してしまったのです。

セピアと名のついたインクはたくさんありますし、色味も明るいのから暗いのまで様々だけど、このデルタのセピアはほんのり濃いめの色です。落ち着きがあって、ノスタルジックな(名前の通り)雰囲気も漂う素晴らしいインクではないかと思います。

とても静かな色なんだけど、少し赤みがかっているせいか、芯の強い静かさっていうイメージかな。そして、気のぬくもりのような温かさを感じる。

これからも大事に使い続けたい色です。

 

 

#0105 DIAMINE SHIMMERING Inferno Orage

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 DIAMINE SHIMMERING Inferno Orage

ダイアミン シマーリング インフェルノオレンジ

 

インクの色なんて、季節関係なく、好きな時に好きな色を使えば良いという人もいるかもしれないけれども、ぼくのようにインクをたくさん持っていると、知らず知らずのうちに季節によってばらつきが出てくることが多い。

例えば、冬は少し渋めのトーンの黒とかグレーとかモスグリーンような色が主流になるし、お正月はおめでたい感じだから赤系を取り入れることも多くなれば、秋の時期は紅葉を彷彿とさせる橙、黄色系、春はピンクなどの明るい色、夏はやっぱりターコイズ、といった具合だ。

さて、このインフェルノオレンジはどうだろう。と思った時に、やっぱりこれは夏の色!っていう感じがした。オレンジ系だから、紅葉の時期?って思いがちだけど、キラキラのラメが入っているので、やはりこれは夏っぽい。

キラキラと空から光が降り注いでいるイメージでもあるし、もぎたてのオレンジの果実っていう感じでもあるし。

ラメをもっときちんと撮るとこんな感じです。

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意外と、細字でもけっこうしっかりとラメ感が出るので、万年筆は選ぶけれども(ラメがどうしてもペン芯に詰まってしまって出にくくなることがあるので、使用の際は水を持ち歩いてペン先を水で溶かすなどの工夫が必要。また、使用後はきちんと洗浄すること!)、でも夏にはこういうラメ色をがしがし使いたいなぁと思うのであります。

 

 

 

#0104 Kaweco Red

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Kaweco Red

カヴェコ レッド

 

あぁ、なんてかわいらしいの!カヴェコのボトルを見るたびに、そんなことを思ってしまう。そして、しばし手のひらに包みながらボトルの丸みを楽しんでしまう。

色そのものも、オーソドックスな赤と思いきや、実は、こういう直球の赤というのは少し珍しいのではないかと思う。

朱でもないし、かといってオレンジ寄りというわけでもない。非常にバランスのとれた色なんじゃないだろうか。ルージュを思わせるし、ちょっとエロティックでもある。でも、そのエロティックというのは、品のあるエロティックさ。

直球勝負なんだけど、誇り高い感じのするラブレターとかを書く時にこんなインクを選んでみたらどうでしょうか。

#0103 ROHRER & KLINGNER Alt-Boudeaux

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ROHRER & KLINGNER Alt-Boudeaux

ローラー&クライナー オールドボルドー

 

ローラー&クライナーって、一見オーソドックスな色が多い気がする。

でも、だんだんとそれが気になってきて、いつの間にか全色コンプリートという感じになったのです。

さて、こちらのオールドボルドーと名付けられたインクは、本当にワインのような深い赤色です。きゃぴきゃぴしていない。なんか、ちょっと落ち着いていて、それでも個性をしっかり出しているようなところもある。

紫なのか、それとも赤なのか、カテゴライズにとても困ってしまうのです。

個人的には、赤っていうよりも、紫の方が近いかなという気がします。

いずれにせよ、こちらのインクはちょっと背伸びをしたい時に使うと気分的にも上がるのではないかと思います。ぜひ、お試しあれ!

#0102 うさぎやオリジナル 瀬戸内マリンブルー

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うさぎやオリジナル

瀬戸内マリンブルー

 

瀬戸内の海の風景を色にしたこのインクはとにかく鮮やかなターコイズブルー

昔、当時付き合っていた彼氏と淡路島を旅したことがあるのですが、その時の海の色だなぁ。真っ青っていう言葉がぴったりとフィットする。

改めてこのインクを万年筆に入れて、瀬戸内の海を眺めながらノートに向かいたいっていう気持ちになる。

そして、下手なりにも、ちょこっとイラストをノートの片隅に書くのも面白いかもしれない。そんなことをあれこれと妄想させる色。

いずれにせよ、ぼくはこういう青が好きなんだなぁと、いつものことながら思ってしまうのであります。