HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#029 Pelikan Edelstein MANDARIN

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Pelikan Edelstein MANDARIN

ペリカン エーデルシュタイン マンダリン

 

ペリカンの高級インクシリーズのエーデルシュタインは宝石がモチーフになっている。

マンダリンというのは果物の名前だけれども、宝石だとマンダリンガーネットという宝石がある。おそらくそのあたりの色のことなのだろう。

 

まぁ、いずれにしてもフレッシュでジューシーなオレンジということで、色も実に鮮やかなオレンジ色。

 

でも、良く見てみると、テカテカのオンレジというよりも、少し落ち着きがあるというか、影があるというか。シックな印象も持っていて、そこがこの色の魅力なのかもしれない。元気の良いオレンジの部分と、それを抑えるような色味がフローとして現れる感じとでも言いましょうか。

 

とにかくそういう二面性を持った面白い色です。

オレンジとイエローは個人的にはそれほど心を惹きつけられないのですが、逆にそういう色の方が実は気になったり、後になって好きになったりする場合もあるんですよね。とにかくどんな色であっても、いろいろな場面でがんがん使っていきたいなといつも思っています。

#028 NOODLER`S TURQUOISE

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NOODLER‘S TURQUOISE

ヌードラーズ ターコイズ

 

昨日に引き続き、今日もターコイズ系のインクのご紹介です。

そして、昨日とはまったく違うターコイズ

これが同じ名前で良いの?っていうくらいの違い。

それは一目瞭然。

昨日のDIAMINEのターコイズはかなり薄目の明るい青寄りターコイズでしたが、今日のこちらのターコイズは濃い目の色です。かなり濃い。

しかもブルー寄りではあるけれども、ブルーブラック?っていう感じもします。

でも、なんていうのかな、やっぱり美しい色には変わりない。

海の深い部分の色というか。

だから心惹かれるのかもしれませんね。

そして、この色がターコイズだったら、これもターコイズだろう?っていう色も多くなると思うのです。つまりターコイズの守備範囲を広げてくれる色ということもできます。

ともあれ、とにかくターコイズっていうのは面白い色なことには変わりありませんね。

 

ちなみに、ヌードラーズはこの他に

NAVAJO TURQUOISE

EEL TURQUOISE

ターコイズと名のついているインクだけで全3種類ありますので、また順次ご紹介していきたいと思います。

お楽しみに!

 

 

#027 DIAMINE TURQUOISE

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DIAMINE TURQUOISE

ダイアミン ターコイズ

 

オリジナルだけでも100色以上あるダイアミン。中でも多いのはやはり青系統。ターコイズと名のついたインクも、このターコイズの他にハバスターコイズというのがあるし、他にも名前は違うけれども、ターコイズと呼んでも良いのではないかと思えるような色もある。

 

さて、こちらのターコイズは明るめの青寄りターコイズ

しかも、ラミーなどと比較すると比較的薄いのが特徴的。

個人的にはもう少しくっきりとした色の方が好きなのですが、このぐらいでも十分文字として判別できると思う。

さわやかさを演出する時にも最適だけれども、たとえば目上の人に出すフォーマルな手紙などでは避けた方が良いかなぁ。

人によってとらえ方が違ってくるので。

ターコイズカラーというのは、欧米では一般的だけれども、日本のメーカーでターコイズという色をつかったインクが出ていない(ご当地インクは除く)ことからも、どちらかというとレギュラーな色という印象。

なので、友だち同士とか、自分用の日記や手帳といったプライベートな場で使うのが最適かも。

ダイアミンは80mlと30mlがありますが、30mlだとそっけないボトルだけど(最近やっときちんとしたラベルが貼られるようになりました)、648円と安いので集めやすいですよね。ついつい揃えたくなってしまいます!

 

#026 SAILOR 四季織 十六夜の夢 時雨

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SAILOR Jentle Ink 色織々(現・四季彩)

時雨

 

セーラーの大人気シリーズのインクです。

まず「時雨」というネーミングが面白い。

だって、実際に「時雨」に色なんかついていないのですから。

それでも、「時雨」と言われれば、日本人だったら何となくこういう色なのかなとぼんやりと想像することができる。想像できなかったとしても、色を見せられて「これが時雨ですよ」と言われれば、「なるほどね」と何となく納得できちゃう。

このインクにはそういう面白さがあるのです。

実際にこの色を見てみると、書きたての時はかなり黒に近い。しかし、乾いてくるとだんだんと下に隠れていた紫が出てくる感じです。そしてインクフローがくっきりと出る万年筆だとその濃淡が美しく出てきます。

上品で落ち着きがあって、冷静なキャラクターを演出するのにはちょうど良い色なのではないでしょうか。

色が色だけに、ちょっとおしゃれで高級感あふれる万年筆に吸わせると、よりインクもぐっと引き立つのではないかなと思います。

 

 

 

 

#025 Private Reserve Shoreline Gold

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Private Reserve Shoreline Gold

プライベートリザーヴ ショラインゴールド

 

このインクを初めて知ったのは、ぼくが万年筆を集めるようになり始めた頃のこと。だから、当然のことながら、その数年後に金粉入りのインクが出るなんて思いもよりませんでした。

 

しかし、このインクは金粉入りではないものの、名前の通り、何となく金色を思わせるところがあります。そこがこのインクの魅力でもあるのです。光の加減なのか、それとも色そのものの明るさのせいなのか、何となく金色に輝いているように感じてしまうのは、名前のせいなのでしょうか。

 

先に名前を知っているから、「ゴールド」っぽく見えるのか。

それとも、名前を知らなくても「ゴールド」っぽく感じるのか。

もうどちらも知ってしまったので、何とも判断することができませんが。

 

ただ、色としては薄目なので、文字を書く場合には細字の方が良いでしょう。中字~太字だとどうしても色が薄く感じてストレスになることも予想されます。

上にも書きましたが、カテゴリー的には黄色でもあり薄目の茶色でもあるので、両方に入れてしまいたいと思っています。

 

#024 J.HERBIN Edition anniversaire  Rouge Hematite

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J.HERBIN Edition anniversaire  Rouge Hematite

エルバン アニバーサリーインク カーマイン(金粉なし)

 

エルバンのアニバーサリーインクは現在5色発売されていますが、じゃっかんの説明を要します。

 

まず、そもそもこの限定インクは2010年に創業340年を記念して作られたということ。最初はこのカーマインのみの発売でした。

しかし、その翌年に同じシリーズで「ブルーオーシャン」が登場、さらにその次に金粉入りの「ストームグレー」が発売になり、これに気を良くしたのか、以前に発売されていた「カーマイン」と「ブルーオーシャン」の金粉入りが発売されました。

そして、次に発売されたのが「エメラルドチボー」です。この色がまた衝撃的でした。

まさにぼくの好きなターコイズグリーン。それにラメが入っているんですから!

そして、その次に登場したのが「キプロスのキャロブ」という茶色にラメの入った色。

さらに、これらの金粉入りは限定ではなく、定番化されたので、比較的手に入れやすいインクとなりました。

 

ところが、その代りに、この金粉の入っていないカーマインと、オーシャンブルーは定番化されることがなかったので、実はもうほとんど在庫はないものと思われます。

つまり、幻のインクとなってしまったのです。

 

特にぼくはこのカーマインが大好きなので、ちょっと惜しい気もします。

このカーマインの良いところは書いた時はのっぺりとした紅色なのが、乾くとところどころちょっと黄色っぽく変色して、錆びたような感じに見えるのです。

金粉が入っていないのに、まるで金粉入りのような錯覚に陥るところ。

写真だと良く伝わらないかもしれませんが、インクフローによっては、錆びた感じに見えませんか?そこがこのカーマインの魅力でもあります。

 

ただ、ちょっと変わった色なので、公式な場では避けた方が良いかもしれませんね。

自分のためだけに特別に使いたい色、そんな感じがします。

#023 Kobe Ink物語 湊川ライム

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Kobe INK物語 ナガサワオリジナル

第19弾 湊川ライム

 

東京生まれの東京育ちのぼくにとって、神戸はちょっと憧れの土地です。

大阪に一年だけ住んだことがあるのですが、その時も神戸に遊びに行くときは、ちょっと気分が上がりました。

東京にいながら横浜に行くのと同じような高揚感があるとでも言いましょうか。

同じ港町で、何となく雰囲気も似ているような気もします。

そんな神戸の様々な場所をモチーフにしたこのシリーズも、だからぼくにとってはとても楽しみなインクでもあるのです。

だって、万年筆にひっそりと神戸のあの素敵な街の空気を忍ばせることができるんですから!

 

さて、こちらの湊川ライムは明るめの緑。

和を感じさせるけれども、例えばセーラーさんの若鶯とはまた違った印象を受けます。

決してモスグリーンではないのです。

あくまでもライムグリーン。でもちょっと影を感じる。そこがこのインクの面白いところなのではないかと思います。

桜の季節も終わり、いよいよこれから新緑の時期になります。そんなこれからの季節にぴったりな色なのではないかと思います。