日本橋三越
magokoro
2016年の三越で開催された世界の万年筆祭で発売された限定インク。
詳しいことはわからないんだけど、確か、これが万年筆祭でのオリジナルインクの第一弾だったような気がします。インク沼の住人たちの間では、第一回からオリジナルインクを出している丸善に対抗して三越も作ったのではないかと噂されていました。
問題になったのは、その発売方法。なんと、この時、本数制限を設けていなかったのです。おりしも2016年はインクの爆買いや転売が問題になった年でもあります。実際、この時には開店前から多くの人が長蛇の列になり、しかも、インクがいくらでも買える状態だったので、ぼくの前の外国から来たと思われる方々が、10本ぐらいずつ購入していて、焦りました。インク沼の人たちはスタッフの人たちに一応忠告はしたんだけど、お店側は何のことだかさっぱりわからないというような対応だったのを覚えています。
確か、世界の万年筆祭が開催される前に発売され、実際にお祭りが開催された時にはもう完売になっていたのではないかと思います。
その後、お店側もやっと理解したのか、本数制限を設けるようになってくれたみたいですけどね。
さて、このmagokoroという名前のついたインクですが、不思議な色です。
紫なのか、青なのか今一つわからない。
赤みがかった青、という感じでしょうか。あと、何となくイメージ的に初夏の夜明けの色ってこんな感じがします。これからの季節、こういう色と出会う機会は多いような。露草の色とかね。なので、このインクはこれから夏にかけて使ったら気持ち良いんじゃないかなと思うのであります。