J.HERBIN BLEU AZUR
エルバン ブルーアズール
エルバンのインクというのは、全体的に水っぽい。水分が多いという印象。それが良くわかるのが、このブルーアズールだ。画像を見ていただければわかるのですが、とにかく薄い。そして、かなり明るい印象。これは水分の含有量が多いからなのではないかという気もする。
判読不可能な色のインクというのは、万年筆が文字を書く道具であることを考えると、ぼくはあまり使いたくないのだが、色そのものが美しいこういう色だと、何とかして使えないものか、ということをあれこれと考えてしまう。
で、この色のように薄い色は、中字以上で書くと、どうしても文字として読みにくくなるので、できるだけ細字で使うと良いだろう。そうすればなんとかかろうじて読むことができるから。それでも、どうしても抵抗があるという時には、線を引いたり、イラストの時のアクセントで使ったりすることをおすすめする。