御当地インク
KINGDOM NOTE 京野菜 桃山みょうが 基本的に野菜はなんでも好きなんだけど、どうしても食べられないものがある。それがみょうがとパクチーだ。みょうがは、あのしゃきしゃきした触感はとてもそそられるんだけど、味というか、香りというか、苦みばしったとこ…
IPAPER 黄石 台湾の固有種をモチーフにしたIPAPERのインクシリーズ。黄石とは、蘭科の花で、蘭にしてはちょっとユニークな形をしている。 黄色は判読性が低いものが多く、このインクもそのようなインクなんだけれども、ワンポイントやイラストなどで使うと良…
明石文昭堂 別府ビューシリーズ 扇山グリーン フォロワーさんの車に乗ったり、タクシーに乗ったりして良くわかったことなのだが、別府というのは、起伏に富んだ面白い土地で、さらにそこに無数の温泉があるところが魅力なんだなというのが良くわかる。 地形…
明石文昭堂 別府ビューシリーズ BEPPUベイブルー 別府は、海と山に囲まれた温泉街。そのせいなのか、実に様々な表情を見せてくれる風光明媚な土地でもある。 海も好きだし、山も好きという人にとっては、たまらない場所なんじゃないかと思う。しかも、そこに…
明石文昭堂 別府ビューシリーズ 鉄輪セピア 「万年筆インクの世界」では「湯あがりピンク」をご紹介させてもらい、スタジオでも大盛り上がりとなったのですが、そのインクを発売しているのが、別府の明石文昭堂さん。 ぼくはすでに3回ほど遊びに伺わせてい…
石丸文行堂 長崎美景 グラバーフォレストグリーン 長崎の風景からインスパイアされたご当地インク。 グラバー邸といえば、長崎を代表する異人館のうちのひとつで、ぼくも初めて長崎に遊びに行った時に訪れたことがある。 なので、そのグラバー邸をモチーフに…
石丸文行堂 長崎美景 軍艦島サンセットグレー 先月放映された「万年筆インクの世界」のご当地コーナーで、本当は取り上げられる予定だった色。準備はしていたのですが、残念ながら収録時間の関係で割愛されてしまって、ちょっと残念だった。 でも、スタッフ…
ナガサワ Kobe INK物語 住吉ブラウン Kobe INK物語のインクを利用して占いのイベントを2回開催したのだが、そこで気づいたのが、意外にも茶色系のインクが少ないこと。70色以上もあるのに、なんと4色しかないのである。神戸というのは、茶色のイメージは少…
ナガサワ Kobe INK物語 北野坂ナイトブルー まだ、このインクを購入した時は、ぼくも万年筆やインクに関する知識などもなく、ただひたすらにコツコツと集めていた。だから、数年後、お店の人と仲良く話すようになったり、ましてや、一緒にお仕事をすることに…
ナガサワ Kobe INK物語 須磨海浜ブルー 紫、というのは、青と赤を混ぜた色。だから、少し青が強くなると青っぽい紫になり、その境界線があいまいになる。そして、赤の方が強いと、今度は紫とピンクの境界線があいまいになる。だから、紫の基準というのが実は…
ナガサワ Kobe INK物語 塩屋ブルー ご当地インクの草分け的存在のナガサワ文具センターの青系インクのうちのひとつ。 現在青系インクは全部で20色あり、Kobe INK物語の中で最も多い。そんな中でも特に鮮やかなのがこの塩屋ブルー。正統派の青、という感じで…
KWZ INK 襟裳岬 ポーランドのインクブランド、カウゼットインクの日本初となるご当地インク。 カウゼットインクを扱っている北海道にある北晋商事との繋がりから生まれたインクだけあって、北晋商事の代表の方の想いがぎっしり詰まっているインクなのではな…
文具店TAG 京阪ステーショナリーインク 三条 うすあけ 大阪に一年間だけ住んでいた頃は、近鉄線沿線に住んでいたので、奈良には良くでかけていたけれども、たまに足を延ばして京都観光することもあった。 でも、やはり路線図や地理的なことが頭に入るほどで…
文具店TAG 京の音 苔色 京都といえば、やはり苔、と思う人も多いのではないでしょうか。ぼくも京都と苔というのは密接な関係があるような気がします。ただ、この苔色のインクは、ちょっとぼくが想像していた苔とは違う。 もっと、深い色の苔を思い浮かべてし…
文具店TAG 京の音 山吹色 山吹の花って、すごく特徴的だし、派手だし、小さい花が群れて咲くので、花に詳しくないぼくでもすぐにわかる。 そして、その山吹色はとても印象に残るので、このインクの色もまさにそんな山吹色というのが良くわかる黄色だと思う。…
文具店TAG 京の音 裏葉色 昨年、限定で発売された京の音シリーズ。葉っぱの裏をイメージしたところがなかなか面白い。TAGさんは緑系のインクを何種類か出していて、どれもとても魅力的なんだけど、この裏葉色も素晴らしい色です。 葉っぱの影の部分をきちん…
文具店TAG 京の音 濡羽色 烏の羽のような艶のある黒をイメージしたという限りなく黒に近い、ほんのり青みがかった黒という感じ。でも確かに艶やかさとか、濡れた感じがすごく伝わってくるところはすごいなと思う。 中字以上で使った方が濃淡が出やすくなり、…
TAG 文染 葉緑 京都のご当地インクで知られている文具店TAG(タケダ事務機)から、新しいシリーズが登場した。それがこの「文染」だ。 「京の音」「京彩」に次ぐシリーズだけれども、それらのふたつが京都がモチーフになっているのに対し、こちらは色そのも…
うさぎや 児島デニム こちらも先日の放送で取り上げられたご当地インク。なんと、ほぼ一発で色名を当てられてしまい、さすがだなと思いました。そして、このインク、本当にデニムジーンズのように見えるのです。 実は、放送中、ぼくは結構ユーミンの話をした…
明石文昭堂 湯あがりピンク 先日の番組で、「こんな赤くなっちゃったら病気よ!」と言われてしまったインク。オマスのあの万年筆に入れて書くと、確かに濃く見えてしまうのですが、字幅によって色の印象が大きく変わるというのも万年筆インクの楽しみのひと…
文具の蔵 Rihei 宮洋墨 富士宮やきそばオレンジ 先日の「万年筆インクの世界」で取り上げたご当地インク。その時に作ったサンプルカードを流用します。(笑)。 名前を知らずにインクの色だけ見ると「ふーん、オレンジ色ねぇ」って思うだけかもしれないけれ…
Pent コトバノイロ 黒蜥蜴 江戸川乱歩の作品を、果たして純文学系作家の作品と並べて良いのか?と思う人もいるかもしれないけれども、ぼくはこれもどうしてもシリーズに加えたかった作品のひとつ。もともと江戸川乱歩のあの淫靡な世界は子どもの頃から憧れて…
Pent コトバノイロ春琴抄 今回のシリーズを作る際、まず最初にモチーフとなる作品から先に決めていったのですが、谷崎潤一郎は必ず入れようと思っていました。しかし、どの作品が良いのか迷ったのです。「春琴抄」の他にも、「細雪」「痴人の愛」などもあり…
PENT コトバノイロ こころ 番組内では残念ながらじっくりと紹介されなかったのですが、ぼくはもう一つ別の文具店ともオリジナルインクを作成しました。そのシリーズがぼくが毎週コラムを書いているPENTの新シリーズ「コトバノイロ」です。 日本の近代文学作…
三田三昭堂 墨インク 薄荷 三田三昭堂の墨インクシリーズの中で最も新しいインク。ぼくは神戸のさんちかで行われたイベントで購入することができました。シリーズの中でぼくが一番好きな色と香りかもしれない。そして、ブルー系の黒というのがまた見事な色合…
三田三昭堂 墨インク 檜 この香り付きインクのシリーズの中で一番わかりやすい香りかもしれない。蓋を開けたとたんに、ウッディーな香りが漂い、すぐに檜風呂を思い浮かべてしまった。でも、それほど強い香りではないところがこのシリーズの良いところ。 書…
三田三昭堂 墨インク 麝香 墨インクの魅力は、香りそのものが和風というだけではなく、その色も渋いところだと思う。その香りと、色のマッチングがとても良いのだ。例えば、この麝香も、あの、ちょっと獣臭い香りとほんのりと赤みがかった色のコラボレーショ…
三田三昭堂 墨インク 伽羅 香木として有名な伽羅の香りのついたインク。色は少し緑がかった黒。香りの方は蓋を開けた瞬間からふんわりと香ってくる感じです。そして、万年筆に入れて書いている間、その香りが紙から立ち上がってくる感じ。ところが、それが実…
三田三昭堂 墨インク 龍脳 群馬県館林にあるこだわりの文具店「三田三昭堂」のオリジナルインク。実はこのインクが開発中に、ぼくがインクの妹と呼んでいるフォロワーさんとふたりでお店に遊びに行き、その時に初めて試させていただいた思い出がある。 墨汁…
Pent 彩時記 麗春~ひめけし~ 国文学を学んでいながら、古典をおろそかにしてきたせいか、このインクのことを知るまで「ひめけし」という言葉をあることを知りませんでした。文字を見れば、何となくイメージはつくのだけれども、「麗かな春ね」ぐらいの感想…