カキモリ 顔料インク
Piano
黒は万年筆インクの基本中の基本。インクのことをあまりよく知らない人は、万年筆のインクなんて青か黒でしょ?っていうくらい黒は定番。
なので、インクの種類が少ないブランドでも黒だけは必ず出しているという印象。
ところが、黒そのもののバリエーションというのはとても少ないので、黒の種類というのは限られてしまう。せいぜい、濃いか薄いか、青よりか緑よりか、というような感じ。しかも、真っ黒にしてしまうと、その色味すらも微妙になってくる。
黒とグレーを同一に扱えば、バリエーションは増えるんだけど、黒だけだとどうしても限界があるというか。
さて、こちらのPianoは正真正銘の黒。見事なまでの黒だと思う。これって、顔料だからこそ実現できることなのかなぁと思ったり。真っ黒なインクが好きな人はぜひ試してほしいです。気持ちの良いブラックというのもたまには良いものですね。