KINGDOM NOTE オリジナル
日本の生物シリーズ「海月」タコクラゲ
前の記事でも書いたように
もともと、キングダムノートのインクにはそれほど興味がなかった。
日本の生物シリーズというのが今一つぴんとこなかったから。
でも、そんなぼくに心変わりをさせたのが、2016年に発売された海月シリーズだ。
もともとクラゲ好きで、クラゲの写真集を持っているくらい。
そこからぼくのキングダムノートインク集めが始まったと言って良いだろう。
その海月シリーズの中の一つが今日ご紹介する「タコクラゲ」だ。
ぼくは、字をメインに書く人間なので、実はこういう薄い色はとても苦手。
できれば、あまり使いたくない色。
この色もサンプルで見た時はそういう感じかなと思った。
ところが、実際に書いてみると、意外や意外、そんなに薄く感じないんである。
確かにほわっとした優しくて淡い色合いなんだけど、しっかりと文字としても判読することができる。
ちょっと甘い駄菓子のような雰囲気。ファンシーな感じがまたとても素敵だったりする。
まぁ、ぼくのキャラとは正反対なのだけど、たまにはこういうファンシーさを無理やりアピールするのも良いかしら?と無駄な抵抗を考えてみたりして。
そんなことを万年筆のインクを使ってアピールするなんて、ちょっとイタイかもしれないけど。
でも、万年筆にどんな色のインクを入れて、どんな紙にどんな文章を書くのかって、その人の人となりを表す上でとても重要なポイントのような気がする。
ともあれ、このタコクラゲは少なくとも、優しくてほんわかしたキャラクターを表しているのではないかと思うのだ。