日本橋三越限定
団十郎茶 danjurocha
今日本橋三越で開催されている三越世界の万年筆祭の今年の限定インク。
ぼくは、すでに7日の発売日当日に買いに行ったので手に入れることができましたが、15日に行った時には売り場ではみかけなかったので、完売してしまったのかもしれません。(見落としていただけかもしれませんが)。
さて、この団十郎茶は、歌舞伎好きな人ならご存じの成田屋の市川團十郎が代々用いた茶色を再現した色です。三越なのになぜ歌舞伎役者?と不思議に思ったのですが、良く考えてみたら、三越は三越劇場を有しているではないですか。なので、松竹さんとは深い繋がりもあるし、歴史的にも深い縁があるのかもしれません(ぼくはそのあたり、全然詳しくないので、何も語れないのですが)。
さて、このインクの色そのものは、とてもモダンで明るい茶色です。
歌舞伎の茶色というと、何となくもっと渋くて暗めのくすんだ色を連想してしまうかもしれませんが、こちらの茶色はかなり明るめ。
でも、どこか影があって、品の良さも感じられます。
温かみのある茶色という感じでしょうか。それでいながら、べったりした感じの色ではないので、暑い時でも涼しさを感じられるのではないかと思うのです。
初夏の頃に使ったらきっと気持ちよいだろうなと思わせる色です。