HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0286 J.HERBIN BLEU AZUR

f:id:happyinkdays:20180108232213j:plain

f:id:happyinkdays:20180108232214j:plain

f:id:happyinkdays:20180108232215j:plain

f:id:happyinkdays:20180108232216j:plain

J.HERBIN BLEU AZUR

エルバン ブルーアズール

 

エルバンのインクというのは、全体的に水っぽい。水分が多いという印象。それが良くわかるのが、このブルーアズールだ。画像を見ていただければわかるのですが、とにかく薄い。そして、かなり明るい印象。これは水分の含有量が多いからなのではないかという気もする。

判読不可能な色のインクというのは、万年筆が文字を書く道具であることを考えると、ぼくはあまり使いたくないのだが、色そのものが美しいこういう色だと、何とかして使えないものか、ということをあれこれと考えてしまう。

で、この色のように薄い色は、中字以上で書くと、どうしても文字として読みにくくなるので、できるだけ細字で使うと良いだろう。そうすればなんとかかろうじて読むことができるから。それでも、どうしても抵抗があるという時には、線を引いたり、イラストの時のアクセントで使ったりすることをおすすめする。

#0285 J.HERBIN ECLAT DE SAPHIR

f:id:happyinkdays:20180108232209j:plain

f:id:happyinkdays:20180108232210j:plain

f:id:happyinkdays:20180108232211j:plain

f:id:happyinkdays:20180108232212j:plain

J.HERBIN ECLAT DE SAPHIR

エルバン サファイアブルー

 

サファイアといえば、ペリカンのエーデルシュタインやダイアミンを思い浮かべる人もいるかもしれないけれども、このエルバンのサファイアブルーも忘れてはなりません。

一見オーソドックスなロイヤルブルーに見えますが、良く見ると、実にクリアで、くっきりとした印象。まるで済んだ夕刻の空を彷彿とさせるような色だと思いませんか?

まさにサファイア色の夕方の空という感じなんじゃないかと。

だから、使っていても気持ちよいし、この色で手紙をもらっても気持ち良いのではないか、そんな気がします。

 

 

happyinkdays.hatenablog.com

 

 

happyinkdays.hatenablog.com

 

 

happyinkdays.hatenablog.com

 

#0284 J.HERBIN VERT PRE

f:id:happyinkdays:20180107200450j:plain

f:id:happyinkdays:20180107200451j:plain

f:id:happyinkdays:20180107200452j:plain

f:id:happyinkdays:20180107200453j:plain

J.HERBIN VERT PRE

エルバン ライトグリーン

 

エルバンにはグリーンと名のついた色も多い。しかし、その中にはグリーンというよりも、青寄りのグリーンで、正式にはグリーンとは言わないんじゃないの?と突っ込みたくなるような色もある。

しかし、このVERT PRE、ライトグリーンに関していうと、完全なる緑だ。

強いていうのであれば、黄色に限りなく近いグリーンという感じか。緑って明るくすると黄色くなるのね、と再確認するような色。

蛍光色というのも違うんだけど、何となくそういう雰囲気も持っている。

ただ、この色で文字をぎっちりと書くと、目がちかちかするのではないかという気もする。

なので、短文や、手書きツイートなんかで使う分には良いだろう。

#0283 J.HERBIN CAFE DES ILES

f:id:happyinkdays:20180107200446j:plain

f:id:happyinkdays:20180107200447j:plain

f:id:happyinkdays:20180107200448j:plain

f:id:happyinkdays:20180107200449j:plain

J.HERBIN CAFE DES ILES

エルバン アイランドカフェ

 

色というのはとても不思議で、様々なものを連想させる。

例えば、鮮やかな緑色はアップルグリーンの香りが鼻先をかすめるし、真紅のバラを思わせる色は深みのあるバラの香りを思い出すし。

そして、今回ご紹介するアイランドカフェは、まさにコーヒーとかチョコレートを思わせる色だ。特にコーヒーの香りというのは、かなり脳の奥底に深く刻まれる香りなので、こういう色を見ると、そんなコーヒーを飲みたくなったり、コーヒーの香りが漂う場所を連想したりすることも多いだろう。

ともあれ、それだけ印象的な色ということで、これもまた使いたくなるような色のひとつになるのである。

#0282 J.HERBIN GRIS NUAGE

f:id:happyinkdays:20180106010945j:plain

f:id:happyinkdays:20180106010946j:plain

f:id:happyinkdays:20180106010947j:plain

f:id:happyinkdays:20180106010948j:plain

J.HERBIN GRIS NUAGE

エルバン グリヌアージュ

 

エルバンの中ではちょっと珍しいグレー系の色。エルバンシリーズではグレーはこれとシマーリングインクのストームグレイの二色のみ。

それだからか、結構このインクも淡い色ながらも人気のような気がする。

ぼく自身も、こういう判読するのにちょっと困難を要するインクは基本的にあまり好きじゃないんだけど、何となくこのグレーは許せちゃうところがある。もちろん、他のインクに比べると読みにくいし、ちょっとストレスを感じることもあるんだけど、それでも、まぁ、仕方ないか、だって綺麗な色だもん!って思わせる何かがこの色にはあるような気がする。

ところで、「GRIS NUAGE」というフランス語は「灰色の雲」という意味。

グレー系の色というと、例えばPILOTの「冬将軍」や「霧雨」を思い浮かべるが、この「GRIS NUAGE」はもっともっと色が薄い。ぼんやりとした曇りの日の空のイメージ。重ーく雲が垂れ込めているというわけではない。

でも、だからこそあたたかみを感じるのではないか、そんな気がする。

そしてちょっと明るいところもあるので、これから天気が快方に向かう曇り空というイメージだろうか。

#0281 SAILOR 四季織 十六夜の夢 常盤松

f:id:happyinkdays:20180106010943j:plain

f:id:happyinkdays:20180106010944j:plain

SAILOR 四季織 十六夜の夢

常磐松(旧・四季織)

 

冬の季節に合わせて作られた4色(時雨、雪明、囲炉裏、常盤松)のうちの一本。

説明によると、冬の雪の重みに耐える松をイメージしたのだとか。

書いたばかりの時は濃いグリーンなのですが、乾くと、もっと薄まり、それが和テイストを感じさせます。そこがこのインクのすごいところ。

一見普通のグリーン?と油断させておきながら、だんだんと本来の緑色が出てきて、「おまえ、どこにいたんだい?」って聞きたくなってしまう不思議な色。

明るすぎず、でも渋すぎず。程よい加減で使い勝手も良さそうです。

自分のために使うのも良いし、誰かにこの色でインクを書いても良いでしょう。

いずれにせよ、限定ではないので、がんがん安心して使いたい色でもありますね。

#0280 SAILOR 四季織 十六夜の夢 囲炉裏

f:id:happyinkdays:20171230225541j:plain

f:id:happyinkdays:20171230225542j:plain

セーラー 四季織 十六夜の夢

囲炉裏 (旧・色織々)

 

昨日に引き続き、セーラーの四季織 十六夜の夢の冬バージョンの4本のうちの1本をご紹介。こちらは、昨日とはまったく違う赤系の色です。

「雪明」が寒色系なら、「囲炉裏」は暖色系で、対になる色なのではないでしょうか。そして、この色がまた、まさに囲炉裏の炎みたいで、本当に美しいのです。

赤系の色って、朱色っぽくなってしまったり、あるいはピンクがかったりすることも多く、ドンピシャで赤っていうのが意外と少ない気がします。そして、この囲炉裏も、何となく平均的な赤とはちょっと違う感じもします。なんていうか…やっぱり朱色に寄っている感じがするんですよね。でもそこが囲炉裏の炎っぽい所以なのかもしれませんね。