HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0255 Kobe INK物語 須磨離宮ローズ

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ナガサワ Kobe INK物語 

第41弾 須磨離宮ローズ

 

ちょうどTwitterでこのインクの紹介をしたころ、ネットで、ピンクと紫の区別がつきにくいという記事を読んだ。それによると、ある色について、誰かが「ピンク」と書いたら、それに対してそれは「紫だろう」という指摘があり、それがネットでちょっとした物議を醸しだした、という内容だった。

確かに、ものによってはそういう色もあるかもしれない。

これは、どんな色にもあること。

例えば、茶色と赤だって、その中間色を何色と言って良いのかわからないことも少なくないし、青と緑の境目だって、非常に微妙でデリケートだ。

でも、それはあくまでもその色に対する感覚的なものであって、どちらが正解っていうのはないような気もする。もうなんだったら、「ピンクでも紫でも良いから、素敵な色!ってことでカタをつけたらどう?」なんて思ってしまうこともありそう。

さて、果たしてこの須磨離宮ローズはどうか。

これもまた、悩ましい。

ぼくはこの連載でインクを紹介する時に、色をカテゴライしているんだけど、こういう微妙な色に関しては、ピンクにも紫にも入れちゃうようにしている。

それが一番無難という感じもするし。

だから、大好きなターコイズ色なんてカテゴリーを細分化してしまったくらいだ。

このローズは、とてもみずみずしくって、ちょっと大胆な感じもする。なんていうか、むんむんとした色気のようなものも感じるし。でも、それが嫌らしい色気じゃなくて、実にさわやかで気持ちの良い色気。そこがこのインクの魅力と言えるだろう。

#0254 Kobe INK物語 学園都市フレッシュグリーン

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ナガサワ Kobe INK物語

第43弾 学園都市フレッシュグリーン

 

今発売中の趣味の文具箱Vol.44の連載記事でも書いたのですが、緑インクというのは、実に幅が広い。黄色っぽい緑、青に近い緑、深い色、明るい色というように、色々な軸に存在している。

そこが緑色の魅力なのかもしれない。もちろん、他の色も似たような色相を持っているんだけれども、緑っていうのは目に優しい色でもあるし、ぱっと人を惹きつける色でもあるので、余計に面白さがダイレクトにこちらに伝わってくるのではないだろうか。

さて、この学園都市フレッシュグリーンも、そんなユニークな緑色のひとつ。

正直に言うと、開発者である竹内さんに「これは本当にグリーンなの?イエローじゃないの?どうなの?どうしてこれをグリーンにしたの?」と小一時間ほど問い詰めたい気もしますが、でも、まぁ、イエローというには緑寄りなので、やはり明るい黄色がかった緑、ということに落ち着くのでしょう。

ともあれ、名前通り、フレッシュですがすがしい感じのするグリーンですね。

#0253 Kobe INK物語 青谷カスケードグリーン

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ナガサワ Kobe INK物語

第47弾 青谷カスケードグリーン

 

自分の好みの色というのははっきりしている。

もちろん、茶色もグレーもピンクも大好きだけれども、そういった大好きな色と、特別な色っていうのは何となく違う気がする。

テンションが上がるっていうか、心が落ち着くっていうか、書いていてうっとりするっていうか。そういった様々な感情を湧きあがらせる色が、ぼくにとっては特別に好きな色なんだと思う。

そして、ぼくのことを良くご存じの方はわざわざ説明することもないのだろうけど、とにかくぼくはターコイズ色が大好き。好きで好きでたまらなくて、趣味の文具箱の連載のネタにもしてしまったくらい。

そして、実はKobe INK物語には数多くのぼく好みのターコイズ色がそろっている。そのうちのひとつがこちら。

確かにグリーンなんだけど、青みがかかっていて、うっとりしません?

海の青さを思わせたり、あるいは夏の雰囲気が感じられたり。

そういう色は使っているだけで、気持ちが昂るのであります。

#0252 石丸文行堂 Mint Frappe

 

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石丸文行堂 Color Bar Ink

Mint Frappe

 

ミントを使ったカクテルなので、今の時期だとちょっと寒々しい感じがするかもしれませんが、冬が苦手な人が、夏を懐かしんだり、想いを馳せたりするのにはちょうど良いのではないかと思います。

色そのものがミントっぽくて、そこがなんとも魅力です。やっぱりこういうターコイズ系のグリーンはきれいですよねぇ。

自分でもこういう色合いはインクだけじゃなくて、いろいろと集めたくなってしまいます。

そうそう、昔はこの手の色のことをパステルカラーとも言っていたんですよね。そのせいなのか、こういう系統の色を見ると妙に郷愁を覚えるのです。

都会育ちのぼくですら、こういう色ってすごく都会的だと思っていた時期があり、今から思えば、あれは80年代独特のノリだったのかもしれない。パステルカラーのものって、バブルの時期にすごく流行ったような気がするので。

ともあれ、いろんなことを思わせてくれる素敵な色でお勧めです。

#0251 石丸文行堂 Blue Lagoon

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石丸文行堂 Color Bar Ink

Blue Lagoon

呑んべえの人にとってはお酒なんて一年中飲むものなのかもしれないけれども、ぼくみたいにお酒を飲めない人間からすると、カクテルというのは、何となく夏に飲むもの、というイメージがある。果たしてどうなんでしょうか。

で、お酒を飲むとすぐに頭が痛くなってしまうぼくでも、すごーーーーく薄くして(蚊の涙程度って言っているんだけど)飲めば大丈夫というものがあります。

となると、焼酎系のものが多い。

でもね、カクテルぐらいだったら、少量だし、口当たりも良いから飲めるかな?って思うこともあるんですよねぇ。

まぁ、それでも、やっぱりアルコールのにおいに体が反応してしまうので、なかなか飲もう!っていう気にはなれないのだけれども。

ただ、こういう青系のカクテルというのは、いつもそそられるの。

やっぱり青が好きだからっていう理由なのだけれども。

たまにはこういうお酒をさらっと飲んでみたいなぁと思いながら、しばしインクを楽しむことにしますか。

あ、石丸文行堂さん、ぜひ今度はノンアルコールカクテルシリーズを出してください。確かシャーリーテンプルサラトガクーラー、シンデレラ、サマー・デ・ライトといった種類があるみたいですよー。

今度企画を持ち込もうかしらっ!!

ともあれ、このカクテルシリーズは色々な夢を運んでくれるインクでもあるのです!

 

 

 

#0250 石丸文行堂 Ping-Pong

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石丸文行堂 Color Bar Ink

Ping-Pong

昨日に引き続き、長崎の文具店、石丸文行堂さんのオリジナルインクの紹介です。

カラーバーインクと名付けられたこのシリーズはいずれもカクテルがモチーフになっています。お酒を飲めないぼくにとっては、憧れのインクというか、飲めない分、インクで楽しませてもらうよ!っていう気持ちになるシリーズでもあります。

そうそう、セーラー万年筆から毎年発売されるカクテルシリーズも下戸のぼくにとっては、そういうシリーズでもあります。

ところで、カラーバーインクを考案されたスタッフの方にお話を伺う機会があったのですが、このシリーズの難しいところは、色がついたカクテルというのが、実は非常に数が限られているのだとか。そういえば、ぼくが知っている(詠美の小説に良く出てくるので)ジントニックだって、透明だもんなぁ…。だから、色付きのカクテルを探すのが大変とのこと。

それでも70色を良くみつけたなぁと感心しちゃうのですが。

さて、こちらのPing-Pongというカクテルですが、ぼくは名前を知らず、不思議な色だなと思って調べてみたところ、これは、どうやらクレームドバイオレットという薬草、香草系リキュールを使っているみたいです。

この微妙な色合いが実に面白くて、インクとしても楽しむことができます。おすすめな色。

 

 

#0249 石丸文行堂 Blue Coral Reef

本日ご紹介するインクは、長崎の老舗文具店、石丸文行堂さんのオリジナルインク、Color Bar Inkシリーズです。

その前に、先日神戸のPenShowにうかがった時に、石丸文行堂さんも出店されていて、そこで初お披露目となった専用のインクケースをご紹介したいと思います。

じゃああああん!!

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全70本がぴったりと収まるサイズとなっています。

専用のケースだけあり、細かいところもとても工夫されています。

カラーバーインクは、四角形の小瓶で、ラベルが角の部分についてるのですが、そこが前面にくるように、なんと背後に溝があるのです。

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この部分に瓶の角を収めるとちょうど、ラベルがみやすくなります。

この工夫はなかなか良くできているなと思いました。

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ぼくは、キングダムノートさんのオリジナルの万年筆ボックス100本入りの上にのせているのですが、ちょうど色合いが統一されて、良い感じです。

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季節限定のインクはどうしても70本の中に入らないので、その期間だけ、このように飾っております。

ボックスは瓶を入れたまま閉じることもできます。

長期留守にする時などは、こうしておいた方が安全。地震が怖いので。

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ちなみに…。

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下はこのようになっています。無印良品の追加できるタイプのボックスにインクを入れているのです。実はこの中にカラーバーインクを入れいてたのですが、それを見た石丸文行堂のスタッフの方が、この専用のボックスを作ることを思いついたのだそうです。

しかもお値段もそんなにお高くなくて、せっかく70本揃ったのだから、こうしてコレクションするのも良いかと思って購入いたしました。

本当に素敵なコレクションの完成です。

先のボックスを買って、少しずつ中に入れていくという楽しみ方もできるので、カラーバーインクが大好き!という方はぜひ店頭にてご確認くださいませ。

 

というわけで、本日のインクをご紹介!

 

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石丸文行堂 Color Bar Ink

Blue Coral Reef 青い珊瑚礁

 

青い珊瑚礁っていうと、ぼくたちの世代だと、聖子ちゃんの大ヒット曲が頭の中で流れてくるのですが、こちらはカクテルの名前。

ぼくはお酒がまったく飲めないのですが、たまにカクテルだったら少し飲んでも良いかなと思うことがあります。なので、いつかこの青い珊瑚礁も飲んでみたいと思っているのですが…。

調べてみたら、こちらはジンベースで、このターコイズグリーンは、ミントリキュールの色のようですね。

夏の海辺で飲んでみたい、そんな感じのカクテルだし、色も涼し気で良いですね。

ぼくは夏の雰囲気が大好き(夏の暑さはどうしても苦手だけど)なので、こういう色は気分があがります。

夏が好きな方は、この色で夏を懐かしむっていうのも良いかもしれませんね。