HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0170 KINGDOM NOTE 海月シリーズ オワンクラゲ

f:id:happyinkdays:20170920135706j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135707j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135708j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135709j:plain

KINGDOM NOTE 日本の生物シリーズ

「海月」 オワンクラゲ

 

前にも書いたと思うのですが、もともと生物にはあまり興味のなかったぼくは、キングダムノートさんのオリジナルインクである日本の生物シリーズには当初まったく興味がありませんでした。ところが、そんなぼくの気持ちを大きく揺さぶったのがこの「海月」シリーズです。

海月は大好きだし、モーチーフとしても幻想的で面白い。それをインクにするなって、やるなぁっていう感じです。でも、発売されたばかりの時はまだインクブームの真っただ中だったので、まったく買うことができず、第二回目の入荷の時にたまたまお休みだったので、店頭に並んで買えたのでした。

そして、そこからすっかりキングダムノートさんのインクの大ファンになり、数ヶ月後にはコンプリートしてしまうほど。

そんな「海月」シリーズの中で一番色が薄いのがこちら。ほんわかとしたパステル調のミントグリーン。実は、こういう判読しずらいインクというのは、手帳や手紙には不向きなので、あまり好きではないんですけど、これはかろうじて判読できるくらいの薄さなので、細字で使う分にはそれほど問題はないのではないかと思います。

冬よりも、やっぱり夏仕様かなっていう気はするのですが。

#0169 Pelikan Edelstein SAPPHIRE

f:id:happyinkdays:20170920135702j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135703j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135704j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135705j:plain

Pelikan Edelstein SAPPHIRE

ペリカン エーデルシュタイン サファイア

 

9月の誕生石はサファイア、ということで、サファイアという名前が冠されたインクをご紹介したいと思います。こちらは、ペリカンの高級ラインであるエーデルシュタインのうちのひとつ。

色そのものは、ごくごく普通のロイヤルブルー。ちょっと紫寄りの明るめなブルーといったところでしょうか。オーソドックスなインクですので、個性はないのだけれども、逆にその方がシンプルに普段使いをすることができます。手紙を書く時とか、公式の文書などにサインをする時などに使うのも良いでしょう。

#0168 PILOT 色彩雫 稲穂

f:id:happyinkdays:20170920135658j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135659j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135700j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135701j:plain

PILOT iroshizuku ina-ho

パイロット 色彩雫 稲穂

 

季節ごとに使う色を替えているというインクマニアの人は多いと思う。例えば、春はピンクや緑といった明るくてあたたかみのある色、夏はブルー、ターコイズ系、冬は暖色系というように、季節に合った色を使って日記を書いたり、手帳に予定を記したり、あるいは手紙を書いたりするのはとても楽しいし、四季を楽しむ日本人ならでは、じゃないかと思う。

さて、この稲穂も、これからの季節に使ってみたい色だ。もう、名前からこの季節に使ってといわんばかり!(笑)しかも、なかなか他にはないような微妙な茶色というのがなんとも良い。グリーンのような茶色のような。でも緑にはカテゴライズできないその絶妙なニュアンスはまさに秋の田んぼで風に揺れる稲穂そのもの。

色というのは触って温度がわかるわけではないけれども、その色の持つ独特の温度というか質感というのは伝わるのではないだろうか。この「稲穂」はまさに、そういう独特の質感というものを見事に色に昇華したんじゃないか、そんな気がする。

 

#0167 PILOT 色彩雫 紅葉

f:id:happyinkdays:20170904102507j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102508j:plain

f:id:happyinkdays:20170920135657j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102509j:plain

PILOT iroshizuku momiji

パイロット 色彩雫 紅葉

 

ミクサブルインクや、カキモリなどで実際に自分で作ってみると良くわかるのですが、赤色というのは作るのがとても難しい色のような気がします。それなりに自分の中でこういう赤を作りたいというのがあっても、なかなか思い通りにならない。ちょっとでも青を入れてしまうと、すぐに紫になってしまうし、かといって、他の色を混ぜると、今度はオレンジっぽくなってしまうし。

こちらの「紅葉」は、秋から連想される赤という感じなのですが、なかなかこういう赤というのも見つからないような気がします。ちょっと黄色が入っているけれども、決してオレンジ色ではない。明るいけれども、ポップというわけではない。そんな微妙な立ち位置にあるような、そんな赤という気がする。

 

#0166 SAILOR 四季織 十六夜の夢 仲秋

f:id:happyinkdays:20170904102505j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102506j:plain

セーラー ジェントルインク 

色織々(現・四季彩) 仲秋

 

最近なんだか、秋とか春の期間がすごく短くなっている気がする。

暦の上では秋なんだけど、実際の肌感覚としてはまだ夏っていう感じがしたり。かといってうっかりするといきなり寒くなって、冬気分になったりすることも多いし。

それは春も同じこと。

寒暖の差が激しいだけに、その中間の季節を感じる間がなくなっているのではないだろうか。

さて、こちらのインクはそんな秋を思わせる美しい色です。

これはグレーに少し赤みを混ぜたような感じ。紫っぽいグレーは仲秋という言葉にぴったりなような気がしませんか?

そして、ぼくはこのインクを入れる軸は決まっていて、それがセーラーの「名月」なのです。つまり、仲秋の名月を万年筆とインクで楽しんじゃおうという魂胆。きっとそういう楽しみ方をしている方は多いとは思うけれども。

深まりゆく秋を楽しむのにもってこいのインクだと思う。

 

 

 

#0165 LAMY NEON YELLOW

f:id:happyinkdays:20170904102501j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102502j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102503j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102504j:plain

LAMY NEON YELLOW

ラミー ネオンイエロー

 

このブログでは所有しているインクを様々な角度から紹介し、みなさんの購買意欲を掻き立てる、という目的がある(つもり)なのですが、どこかからお金をもらっているわけではないので、好き勝手なことが書けるという利点があります。

そのことを踏まえて敢えて書かせていただきますが、このインク、はっきり言って買う必要はありません!(きっぱり)よっぽどの物好きとか、こういう色が好きとか、あるいはイラストのポイントとして使いたいとかいう明確な目的があれば別ですが、普通に万年筆に入れて文字を書きたいという人にはお勧めできないインクです。

ぼくはコレクターなので、そういうインクでも限定だからという理由で一応買うことは買いますが…。

でも、このインクを万年筆に飲ませて持ち歩いたことは今までありません。ぼくはイラストを描くこともほとんどないし、ワンポイントでこういうインクを使うっていうこともほとんどないので。

だって、これで文字を書こうとすると本当にストレスになるんだもの!書いている文字が読めないって、すごく変な気分ですよ。その変な気分というのを味わいたいと思う方、ぜひトライしてみてください。

 

#0164 DE ATRAMENTIS Plum

f:id:happyinkdays:20170904102459j:plain

f:id:happyinkdays:20170904102500j:plain

DE ATRAMENTIS Plum

ドクターヤンセン プラム(香り付きインク)

 

正直なことを言えば、香り付きインクというのは個人的にはあまり興味がない。香り付きインクで書いた手紙をもらうと香りを楽しむことができるという利点があるけれども、ぼくは手紙を書く時は好きな香水をふりまくことが多いので、わざわざ香り付きインクをチョイスするということがほとんどないのだ。

さらに、香りを確かめるために、書いたばかりの紙に鼻を近づけると、うっかり鼻の頭を汚してしまうという失態もしばしば。だから、香り付きインクというのはそんなに興味がないのだ。

それなのに、なぜこのインクを購入したかっていうと、色。

海外のサイトでターコイズ系で選択した時に、この色が出てきたので、ついふらふらと買ってしまったのだ。

そして、この色は明るいターコイズではなく、深みのあるターコイズグリーンです。かなり緑に近い。でも、やはりちょっと青みがかかっているので、これはターコイズということになるのだろう。色彩雫などでもこれ系の色があるような気がするけれども、コレクターとして一応抑えておこうという気持ちで買ってみた。

香りも確かにプラムのフルーティーな香りはするけれども、これがどれだけ持続するかは不明。ほんのり香りを楽しむ、ぐらいの気持ちでいた方が良いかもしれません。