HAPPY INK DAYS archives

インクでハッピーな毎日を彩ろう!

#0136 MOTEVERDE Caribbean Blue

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MOTEVERDE Caribbean Blue

モンテベルデ カリビアンブルー

 

モンテベルデのインクの良さは、何といってもその量。50mlだともてあましてしまいがちだけど、30mlだったら使いやすいし、気が楽。だって、量が多いと、早く使わなくちゃ質が悪くなってしまうというプレッシャーがあるんですもの。

その点30mlだと手ごろな値段のものが多いし、量的にも十分。各会社でミニ瓶を出して欲しいと思ってしまいます。

さて、こちらのカリビアンブルーは、かなり明るいターコイズブルーです。

ちょっとくすんだ感じもあるけれども、そこがまた、らしいと言えばらしいのです。明るい色で、少し薄目ですが、判読性はあるので、細字で書くとくっきりとした線を描いてくれることになるでしょう。

これからまだまだ暑さは続きそうですが、このインクで少しは涼が取れると良いなと淡い期待をしてしまいますよね。

 

 

 

#0135 ナガサワオリジナル Kobe INK物語 海岸ストーングレー

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ナガサワオリジナル Kobe INK物語 

第31弾 海岸ストーングレー

 

夏はどうしても重い印象を持つ色、例えば黒とか茶色などを避けてしまいがちですが、色によっては夏でも十分に使えそうなインクは意外とあるものです。

この海岸ストーングレーなどはまさにそんな色なのではないかと思います。

まず、名前が良い。海岸ですからね。もちろん、冬の海岸も人が少なくて海も穏やかでなかなかオツなものですが、やはり海岸が似合う季節は夏ですよね。

しかし、この海岸ストーングレーは、夏の暑い日のカンカン照りの明るい色ではなく、少し曇りがちの、あるいは小雨が降っているような感じのグレーです。

海岸通りの建築のぬくもりをイメージしているとのことですが、ぼくは何となく海辺のアスファルトの遊歩道、あるいは波に濡れた砂浜、というイメージがわいてきます。

そして、そんな色を彷彿とさせる、うっすら黒に近い感じのグレーというのもまた素敵です。

ちょっとなまめかしいというか。こってりとした黒ではなくて、ほんのり明るさが加わっているんですよね。そしてそこが艶っぽいのではないかと思うのであります。

夏の盛りのあの喧騒から距離を置いてゆっくりと親しい人に手紙を書く時、あるいは一人で静かに手帳に向かう時に使いたい色です。

 

 

#0134 うさぎや 桃太郎

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うさぎやオリジナル

桃太郎

 

岡山の文具屋さん、うさぎやさんのオリジナルインクです。

岡山といえば、桃、桃といえば桃太郎、という連想から生まれたと思われる桃色インク。でも、桃色っていうのもいろいろと幅が広い。

ショッキングピンクみたいな桃色もあれば、サーモンピンクのような薄い淡い感じの桃色もある。

さて、この桃太郎は、鮮やかなピンクなんだけど、単に明るいだけではなく、みずみずしさだとか、爽やかさが感じられる色だと思います。

桃色って、使ってみると、素敵なんだけど、ちょっと公式文書などには使えないし、手紙も年上の人に書くにはちょっと…と思ってしまうかもしれない。

でも、実際に使ってみると、とても柔らかい印象を人に与えるし、かといって軽いだけではない微妙なニュアンスを含んでいるので、これは多くの人たちに使って欲しいなぁと思うのであります。

 

#0133 インク工房 ケンケンオリジナル モヒート

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#0133 インク工房 ケンケンオリジナル 

モヒート

 

ぼくが万年筆を本格的に使い始めたのは、2010年の3月のこと。

その時、たまたま出会ったのがセーラー万年筆から東京限定で出ていたカクテルシリーズのアジアンウェイという万年筆です。たまたま店頭で見て、あまりの可愛さに思わず購入してしまったのですが、その翌年に発売されたのが、カクテルシリーズの第二弾であるモヒートです。

これがまたとても素敵な万年筆で、透明軸にラメがちりばめられ、天冠とおしりの部分がグリーンなのです。もう、これは速攻店頭で購入しました。

しかし、このカクテルシリーズ、インクは限定販売をしないんですね。

なので、この軸に合ったインクを探さなくてはなりません。しかし、このモヒートに関しては、ぼくにとっては特別感があったので、インク工房の時に、この万年筆を持っていき、モヒートのイメージで!とリクエストをして石丸さんにお願いしたのです。

そしてできたのがこの色。

ぼくのイメージしたミントグリーンはまさにこんな感じなので、大満足。そして、それ以降ぼくはモヒート万年筆にはこのインクしか飲ませていないというくらいお気に入りのインクとなりました。

 

 

#0132 PILOT 色彩雫 天色

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#0132 PILOT iroshizuku ama-iro

パイロット 色彩雫 天色

 

この連載は、できるだけその時期に使うと良いと思われる旬の色をご紹介するようにこころがけていますが(だから、夏はどうしても青系、ターコイズ系が多くなるんだけど)、この色もまさにそんな色です。

パイロットの色彩雫から出ている天色です。今はこのシリーズ全24色あるのですが、実は最初から24色全部が発売されたわけではなく、最初に18本ほど出て、その後に追加されて今の24色になりました。この天色は、その追加された分に含まれていた色だったように記憶しております。

その時に「なんて素敵な色が追加されたんだろう!」って嬉しく思ったのを覚えているので、記憶に間違いはないと思います。

確か、「深海」や「竹炭」も追加分の色だったのではないかな。

ともあれ、この「天色」を見た時、鮮やかなターコイズブルーに、すっかりときめいてしまいました。

夏の真っ青な空を思わせる色ですよね。

夏の暑さはどうしても苦手なんだけど、こういう色を見ると、夏も捨てたもんじゃないって思いません?夏のうだるような暑さに飽きてきた頃にこういう色を使って日記や手帳を書くと気持ちが落ち着いてきます。

そんな清涼効果も期待したいところ。

 

#0131 LAMY Neon Coral

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#0131 LAMY Neon Coral 2014 limited

ラミー ネオンコーラル 2014年限定インク

 

ラミーでここ数年出すようになった限定インク。

その年のサファリあるいはアルスターの色に合わせて限定色が出ます。

一体何本限定なのかはわからないのですが、最近は日本に入ってくるボトル数が限られているのか、色によっては早々に売り切れてしまうこともあるようで、ぼくは万年筆の発売が発表されると同時にインクも予約して買うようにしています。

さて、こちらのネオンコーラルは、万年筆の色から、蛍光色かと思いきや、蛍光色というわけではなく、普通のサンゴ色です。一見オレンジに見えるんだけど、良く見ると、オレンジとはまったく違った、まさにサンゴの色でなかなか絶妙な感じで面白いです。

こういう色って、ありそうでないんじゃないかと思います。

ところで、ラミーはボトルや箱に色の名前が書いていないというのが非常に残念。

日本で購入すれば、お店によっては値札のタグなどに名前が書いてあるのですが、元箱にはそういう記載が一切ありません。それが残念といえば非常に残念なのですが。

でも、ラミーショップの方にお聞きしたところ、限定色と定番色の違いを箱で見分ける方法はあるようです。

定番色は、側面部分が普通の銀色になっています。

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ところが、限定色は側面にそのインクの色が施されているのです。

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これを見れば、とりあえず限定なのか、定番なのかの区別はつきます。

それにしても、正式な名前がどこにも書いていないというのは、ちょっと不安にはなりますが、海外のインクはそういうのが意外と多くて、向こうの方はインクの名前とかあまり気にしないのかしら?って思ってしまいます。

#0130 石丸文行堂オリジナル Color Bar Ink Sea Breeze

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石丸文行堂オリジナル Color Bar Ink 

Sea Breeze

 

長崎を拠点に店舗展開をしている石丸文行堂さんのオリジナルインクシリーズ。

このインクが出た時、「趣味の文具箱」の取材があり、そのお土産に副編集長さんが買ってきてくださったのがこちらのインク。

その時から、ぼくは、このシリーズがずっと気になって仕方がなかった。

だって、全70色(+限定インク2色)あるんですよ!インク好きなぼくが気にならないわけがない!(笑)

そして、いつかこのインクを手に入れようと思っていました。

ついに、そのチャンスが訪れたのが今年の7月のこと。

ユーミンの長崎公演に行っ時に、お店の方にご連絡をして、全色の取り置きをお願いし、一気にコンプリート購入することができたのです。

お店の方ともインクに関するお話ができたし、長崎の文具好きの方にもお会いできたし、本当に楽しい思い出ができました。

そういう意味でも、このインクはそのきっかけとなったインクでもあります。

ぼくはお酒が飲めないけれども、こういうカラフルなカクテルは夏にぴったりなんじゃないかと思います。プールサイドでけだるく飲みたいカクテルの色。