仙台にある文具店、オフィスベンダーのオリジナルインク。
2011年、あの震災のあった年にユーミンのツアーが延期になり、千秋楽に振り替えられました。その千秋楽だけではなく、夏にもぼくは仙台に遊びに行ったのです。
その時にオフィスベンダーさんに行って、8本購入しました。
重くなるのでコンプリートはしなかったので、残りはネットで注文しようと思っていました。
そうしたら、その後、例の爆買い事件が発生し、しばらくはネットでの取り扱いがなくなってしまいました。
今はその状況も解消されたらしく、品薄状態は続いているものの、店舗では取り扱いがあるようです。
そのうちネットでも再販されることを願っているのですが。
せめて店頭に常時あるようにしてもらえれば、買いに行くことができるんですけどね。
このことはご当地インクを扱っている店舗の方々にお伝えしたい。
ネットの方は数量を限定しても良いから、店舗の方には確実にあるように在庫管理をしていただければと。
さて閑話休題。
杜の四季シリーズは個性的な色が多くて大好きなのですが、この仙臺萬年筆HBもそんな個性的な色の一つだと思います。
鉛筆をモチーフにするなんて、すごいなぁというのがぼくの最初の感想。
万年筆なのに鉛筆で書いたような筆致って面白いと思いません?
そして、まさにこの色がそういう色なんです。
HBの微妙な薄いグレーが再現されています。
ちょっと赤みがかっている感じ。
PILOT色彩雫の冬将軍ほどではないけれども。
ぼくはこの色に感化されて、その後、2Bの鉛筆をモチーフにした色をインク工房で石丸さんに作っていただきました。
ともあれ、とても上品なグレーで、しばしば手帳などで使いたいと思えるような色です。